まとめ:オートバイ編集部
BMW「M1000RR」2025年モデルの注目ポイント

ボディカウルやフロントフェンダーをカーボン製から通常のプラスチック製へと変更。車重は1kg増えたが、パワーアップでパフォーマンスはさらに向上している。

この角度から見てもフロントウイングの巨大さがひと目で分かる。フレームはステアリングヘッドまわりの剛性が見直されている。

大きな張り出しのフロントウイングは、強大なダウンフォースを狙った形状。MotoGPマシンも顔負けのサイズと形状だ。

ボディカウルはプラスチック製となったが、ウイングは前モデル同様カーボン製。さりげなく「RR」のロゴが入る演出がおしゃれだ。

スロットルはショートストローク仕様に変更。BMW車らしく、グリップヒーターが標準装備されているのもユニーク。

吸排気系を見直し、燃焼室形状も変更するなど、エンジンはもはや全面新設計レベル。スロットルもハイスロとなり、パワーは実に218PSを誇る。

マフラーはアクラポビッチ製のものを標準装備。エンジンの仕様変更に合わせてフランジを新設計した新作だ。

M1000RRのブレーキキャリパーはブルーアルマイト仕上げの専用品。フロントフェンダーはブレーキダクトの付いた独特な形状。

スイングアームは下部に補強の入るタイプ。サスペンションはフルアジャスタブル、ABSはブレーキングドリフトを許容する仕様。

サーキット走行時にすぐ外せるよう、リアフェンダーとナンバーステーは非常にシンプルな構造。ウインカーは細身のLEDを採用。(写真はS1000RR)
BMW「M1000RR」「S1000RR」動画・写真
Challenger Days — Together We Push Forward | new BMW M 1000 RR, S 1000 RR, M 1000 R, S 1000 R - YouTube
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www.youtube.comBMW「M1000RR」「S1000RR」主なスペック
M 1000 RR | S 1000 RR | |
全長×全幅 | 2085×899mm | 2073×848mm |
ホイールベース | 1458mm | 1456mm |
シート高 | 865mm | 832mm |
車両重量 | 194kg | 198kg(スタンダード) |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 | ← |
総排気量 | 999cc | ← |
ボア×ストローク | 80×49.7mm | ← |
圧縮比 | 14.5 | 13.3 |
最高出力 | 160kW(218PS)/14500rpm | 154kW(210PS)/13750rpm |
最大トルク | 113N・m(11.5kg-m)/11000rpm | ← |
燃料タンク容量 | 16.5L | ← |
変速機形式 | 6速リターン | ← |
ステアリングヘッド角 | 66° | 66.2° |
トレール量 | 102.5mm | 101.4mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmダブルディスク・Φ220mmシングルディスク | ← |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・200/55ZR17 | 120/70ZR17・190/55ZR17 |
まとめ:オートバイ編集部