この記事では、同企画内で「125クラス(51~125cc)」にカテゴライズされる、EVモデルをまとめて紹介します。
Honda BENLY e:ll/BENLY e:ll PRO
H-053(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
原付二種のビジネス向け電動スクーターで2023年モデルから一般市販も開始。配達用途で使いやすい車体のビジネススクーターのベンリィをベースに、着脱式バッテリーとモーターユニットを搭載し、後進アシスト機能も備わる。
大型キャリア、ナックルバイザー、フットブレーキなどを装備したe:Ⅱプロも設定。価格はモバイルパワーパックや充電器を2個含んだもの。
YAMAHA E01
Y-033(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
原付二種クラスの都市型コミューターとして誕生。二輪EV用空冷モーターとして業界最高レベルの出力/トルク密度、高効率化を実現し、同社のNMAXと同等の加速性能を発揮。気になる走行距離は1充電で104kmの走行を可能とし、高い実用性を誇る。
現在実証実験中だが、各地のYSP店(取扱中のショップはHPで要確認)でレンタルが可能だ。
SUZUKI e:BURGMAN
S-032(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
交換式バッテリーを使用する原付二種電動スクーター。実用化に向けて、電動二輪車用交換式バッテリーシェアリングシステム「Gachaco(ガチャコ)」を使って、2023年4月~6月の期間で東京都城南エリア(目黒、太田、港区)で実証実験が行われていた。
スズキはこの実証実験を通じて、通勤・通学・買い物など生活の足としての利用場面で必要なデータを収集し、今後の電動二輪車開発につなげるとしている。気軽に使える原二電動モデルの登場に期待したい。
Kawasaki Ninja e-1
K-029(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
本格EVスポーツとして発売されたニンジャe-1。ニンジャ400をベースとした車体はリチウムイオンバッテリーパックを2個を搭載しても140kgと軽量で、定格出力0.98kW、最大出力9kWのモーターを搭載することで軽快な走りを楽しませてくれる。
走行モードは「ROAD」と「ECO」、一時的なダッシュ力を得られる「e-boost」や、駐輪時に便利な「ウォークモード」なども用意される。定格出力により原付二種となる。
Kawasaki Z e-1
K-030(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
ニンジャe-1と同時に発売された、ネイキッドスタイルのフルサイズEVスポーツがZ e-1。専用のリチウムイオンバッテリーを車体中央に2個搭載可能な車体構成は基本的にニンジャe-1と共通で、出力もニンジャe-1と同等だが、カウルレス化で車重が5kg軽く、俊敏な走りを楽しめる。
eブーストやウォークモードといった機能はニンジャe-1と共通。国内では定格出力により原付二種相当となる。