まとめ:オートバイ編集部/写真:松川 忍、ホンダ
![画像: Honda CB1000 HORNET 発売日:未定 税込価格:未定 シリーズ初のリッターモデル、ということで、その走りに注目したいCB1000ホーネット。今夏以降という国内導入が待ち遠しい!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/05/10/64d884c136282dcccca9e658e639e1db728c7923_xlarge.jpg)
Honda CB1000 HORNET
発売日:未定
税込価格:未定
シリーズ初のリッターモデル、ということで、その走りに注目したいCB1000ホーネット。今夏以降という国内導入が待ち遠しい!
ホンダ「CB1000 ホーネット」開発者インタビュー
![画像: 萩元雅史 氏(車体設計) 本田技研工業株式会社 二輪事業本部 ものづくりセンター 完成車開発部 完成車設計課 技術主任](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/05/14/8940652f1c59e506e2f63317fc76c56041a27675.jpg)
萩元雅史 氏(車体設計)
本田技研工業株式会社 二輪事業本部 ものづくりセンター 完成車開発部 完成車設計課 技術主任
ホーネットのDNAを受け継ぐスタイルと性能
「CB1000ホーネットは、ストリートファイターコンセプトを採用し、スポーティなルックスと高い走行性能を両立した、ホーネットシリーズ初のリッターモデルです」
そう教えてくれたのは、CB1000ホーネットの車体設計を担当された萩元さん。実質的な前モデルに相当するCB1000Rからはずいぶんイメージも変わっているが、両者のキャラクターはどう違うのだろうか。
![画像1: ホンダ「CB1000 ホーネット」開発者インタビュー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/05/14/aaecbbc00d8f15cc0717de750e6ce79468387fb0_xlarge.jpg)
「CB1000Rは『ネオスポーツカフェ』コンセプトを採用し、上質さを求める大人のためのスポーツバイク、というテーマで開発されたモデルで、今回のホーネットは以前からご好評いただいておりましたホーネットシリーズの新作、ということで、スポーティでありながら高い実用性も兼ね備えたモデルとなっています。ですので、CB1000Rとは違うコンセプトということになります」
これまでのホーネットシリーズと言えば、鋼管モノバックボーンフレームとCBR系の強力なエンジンを組み合わせ、抑揚の効いたグラマラスなボディデザインが特徴だったが、今回の1000はどうなのだろうか。
![画像2: ホンダ「CB1000 ホーネット」開発者インタビュー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/05/14/10668ae768a398c8d33a0424f77d9be1758bfce5.jpg)
「CB1000ホーネットはスチールツインチューブフレームを採用しています。これは、高い操縦安定性と剛性の両立を目指したもので、スチール製としたのは、剛性のバランスが取りやすいからです。
また、新世代のホーネット、ということで、パワーユニットには2017年式のCBR1000RR(SC77型)のエンジンをベースに高次元の走行性能を追求した仕様を採用し、ドラスティックに変えています。ホーネットらしいところと言えば、やはりグラマラスなボディラインでしょうか。今回のCB1000ホーネットでも、ボリュームあるタンクからシートにかけての絞り込んだウエストラインが特徴的で、このあたりはホーネットシリーズのDNAが反映されているポイントだと思います」
ホーネットと言えば、1990年代を代表するホンダの名車のひとつ。世界中で愛されたモデルだけに、新たにその名前を冠することにプレッシャーはなかったのだろうか。
![画像3: ホンダ「CB1000 ホーネット」開発者インタビュー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/05/14/5f0869db16e7e3dec2327641f7947e680c91e742.jpg)
「ホーネットと言えば直4のスポーツモデル、という強いイメージが定着していますし、世界中で愛されたモデルですから、新型の開発にあたり、みんなの期待が非常に高いレベルにあることは感じていました。そのご期待にどう応えるか、どのようにホーネットらしさを表現していくか、ということを、開発チーム内でかなり議論して開発しました」
いよいよ国内導入も近いとされるCB1000ホーネット。最後に、萩元さんからこんなメッセージをいただいた。
「ストリートファイターですが、街中でも乗って楽しい仕上がりですし、ハンドルも大きく切れるので取り回しも見た目以上にしやすく、ミドルクラスからのステップアップに最高です。楽しみにしていてください!」
まとめ:オートバイ編集部/写真:松川 忍、ホンダ