まとめ:オートバイ編集部/写真:松川 忍、ホンダ
![画像: Honda GB350 C 市販予定車 発売日:未定 税込価格:未定](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/05/10/af2078f62feb7b9af765aa63d39836ac8e260a1d_xlarge.jpg)
Honda GB350 C
市販予定車
発売日:未定
税込価格:未定
ホンダ「GB350 C」開発者インタビュー
![画像: 笹澤裕之 氏(LPL代行) 本田技研工業株式会社 二輪・パワープロダクツ事業本部 ものづくり統括部 完成車開発部 完成車研究課 スタッフエンジニア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/05/14/9fbc013dc902105455eb6ed8d2c12c94b0c095ad.jpg)
笹澤裕之 氏(LPL代行)
本田技研工業株式会社 二輪・パワープロダクツ事業本部 ものづくり統括部 完成車開発部 完成車研究課 スタッフエンジニア
高級感と美しさに満ちた自慢したくなる1台!
「同じGBでも、このCはクラシカルなスタイルにこだわって、外観を一新しました。外装に関しては、スタンダードと同じパーツはひとつもありません」
そう語るのはGB350CのLPL代行を務める笹澤さん。空冷シングルの魅力は引き継ぎながらも、これまでのGBとは違ったキャラクターにしたい。そんな想いから、開発チームはコストを惜しむことなく、専用パーツをふんだんに投入しているのだ。
「クラシックらしい、尻下がりのフォルムを作りたくて、タンクも新作しましたし、サイドカバーも別物です。前後スチールフェンダーも新設計ですし、フロントにはフォークカバーを装着しました。ヘッドライトケースはスタンダードと共通のデザインですが、クロームリングをあしらっています。メーターも文字盤のデザインを一新しました」
徹底した新作パーツの採用でイメージを一新しているGB350Cだが、中でもこだわったのは、後部を絞り込んだキャブトン風マフラーだという。笹澤さんは続ける。
「このマフラー形状には一番こだわりましたし、開発が大変だったパーツのひとつです。スタンダードより細くなった形状の関係で、サイレンサー容量が若干少なくなるため、性能を変えずにこのカタチをどう維持するか、そして何より音質をどうするかで色々工夫を施しています。気になるサウンドですが、本来のパルス感はしっかり残しながら、スタンダードとは違った、重みのある、質感の高いサウンドに仕上げています」
クラシックらしい、趣のあるサウンドなのは嬉しいポイントだが、走りのキャラクターはこれまでのGBとは違うのだろうか。
「基本的に走りの部分は大きくは変えていませんが、スタンダードに比べるとしっとりした、穏やかな乗り味に仕上げています。サスペンションは共通なんですが、車体全体でセッティングを施しています」
このGB350Cは肉厚のセパレートシートも魅力のひとつ。タンデムユースも意識した造りのようにも見える。
「シートは前後長が少し長くなっていて、ライポジの自由度も向上しています。穏やかな乗り味ですから、タンデムを楽しんでいただくのにとても合っていると思います」
優雅で美しいフォルムに、ゆとりを楽しめる乗り味。これまでのGBシリーズとはまた違った、新しい魅力を備えたGB350Cの登場を歓迎したい。
「GB350Cはプレミアム感にこだわり、オーナーの方の所有欲を満たすバイクにしたい、という想いで開発しました。高級感を重視して塗装部品も多く採用しましたし、マフラーのサウンドも楽しんでいただきたいポイントです。タンデムで出かけるのも楽しいですし、何より、オーナーさんが自慢したくなる1台に仕上げたつもりです。楽しみにしていてください!」
ホンダ「GB350 C」注目ポイント
![画像: LEDヘッドライトのケースにはクロームメッキのリングをあしらっている。クリアレンズタイプの丸形ウインカーにもLEDを採用。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/05/10/c759074f7faf9cf962e59c6a935ba24a765d6179_xlarge.jpg)
LEDヘッドライトのケースにはクロームメッキのリングをあしらっている。クリアレンズタイプの丸形ウインカーにもLEDを採用。
![画像: メーターケース形状や機能はスタンダードと同じだが、文字盤はクラシック感のある書体に変更し、メッキリングも追加している。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/05/10/c2b37f9d69a991106fde56d31bfea3894fd7b476_xlarge.jpg)
メーターケース形状や機能はスタンダードと同じだが、文字盤はクラシック感のある書体に変更し、メッキリングも追加している。
![画像: 左右のグリップは専用品の樽型デザインのものを装着。外装関係のパーツが一新されており、随所に開発陣のこだわりが詰まっている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/05/10/e8e20e913859470d214f576c3e85a7aad90afb06_xlarge.jpg)
左右のグリップは専用品の樽型デザインのものを装着。外装関係のパーツが一新されており、随所に開発陣のこだわりが詰まっている。
![画像: 開発陣がもっともこだわったというマフラーは、いわゆるキャブトンタイプのデザイン。低音の効いたサウンドに仕上がっているという。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/05/10/808467ff8d92d861784f2daa0d58221dc27e1c66_xlarge.jpg)
開発陣がもっともこだわったというマフラーは、いわゆるキャブトンタイプのデザイン。低音の効いたサウンドに仕上がっているという。
![画像: パッドつきのタンクは形状にこだわった新作パーツ。サイドカバーも尻下がりのフォルムとした新作で、車名ロゴバッジも専用品。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/05/10/2246c08ecc3d5eca8cefa00680ee00a265c1210d_xlarge.jpg)
パッドつきのタンクは形状にこだわった新作パーツ。サイドカバーも尻下がりのフォルムとした新作で、車名ロゴバッジも専用品。
![画像: 肉厚のシートはブラウンの表皮を採用。タンデム部の座面も大きく、グラブバーもしっかりした造りなので、タンデムも快適そうだ。シートバッグはもちろんサイドバッグも積みやすそうで、ソロで長旅を楽しむのにもいい。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2024/05/10/0d86e2ba0b6656715a0433e3d5f443aa786f1df9_xlarge.jpg)
肉厚のシートはブラウンの表皮を採用。タンデム部の座面も大きく、グラブバーもしっかりした造りなので、タンデムも快適そうだ。シートバッグはもちろんサイドバッグも積みやすそうで、ソロで長旅を楽しむのにもいい。
まとめ:オートバイ編集部/写真:松川 忍、ホンダ