黒船来航じゃ〜!今回の「忖度なしジャッジメント」はイタリアの「キャバレロ」とインドとイギリスに拠点を置く「ロイヤルエンフィールド」のスクランブラー対決! 凸凹コンビも初めて乗るモデルだけに興味津々! 果たして両者が下した結論はいかに? まずは前編でスペック、オフロード性能、使い勝手などをチェックだ!
文:ノア セレン、横田和彦/写真:南 孝幸

スクラム 411 プレミアム VS キャバレロ スクランブラー500デラックス|オフロード走破性比較

ノア セレン CHECK

「バイクって楽しい!」ってことをあらためて思い出したぜ!

画像1: キャバレロ スクランブラー500デラックス

キャバレロ スクランブラー500デラックス

直線でアクセル開けてアドレナリンが噴火

スクランブラーとうたうからには不整地に入ってみたくなるというもの。ガチオフは基本的に250cc以下の軽量なものが主流のため、ここでいう不整地はあくまで砂利道やダート路面といったことで、決してマジなヌチョヌチョ林道ということではない。そんなところに行くにはさすがにちょっと車重があるし、そもそも姿が美しすぎてあまり転ばしたくはないからね。

ただ写真のようなフラットな砂利路面は2台とも、とても楽しくそのハッチャケ感はロードモデルとは別次元。リアをブリブリにスライドさせながら全開加速すればそれだけでアドレナリンが湧き出て体の芯から「ウヒャ〜! バイクって楽し〜っ‼」と盛り上がってしまう。

特にキャバレロは車重も軽くパワーと瞬発力があるためかなり積極的に走りたくなる。こんなコンペ的なハイパフォーマンスエンジンを搭載しているのに気難しさがなく、思いのほか回転数が落ち込んでしまってもアクセルを大きく開ければリカバリーできてしまう懐の深さも併せ持っていた。

画像: スクラム 411 プレミアム

スクラム 411 プレミアム

スクラム411の方も同じように不整地を走るワクワク感はあるものの、それはキャバレロほどアクティブなものではなく、舗装路の延長線上に未舗装路が現れてもトコトコと路面を踏みしめて走り続け、路面が変わったことにも気づかせないような「確かな走破性」といった雰囲気。どんな路面も苦にしないような頼もしさを持っている。

いずれも不整地を怖がらずに楽しめるという意味で、ロードモデルよりも楽しめるフィールドがひとつ多いのは魅力だ。


横田和彦 CHECK

未舗装路でもひるまず入っていけるから楽しみが広がる!

画像: スクラム 411 プレミアム カラーは「ホワイトフレーム」

スクラム 411 プレミアム カラーは「ホワイトフレーム」

スクランブラーモデルのダート走破性能は!?

スクランブラーというカテゴリーのバイクは、ロードモデルをベースに未舗装路をより快適に走れるようにしたモデルのこと。オンロードとオフロードの中間で、ややオン寄りという認識を持っている。

で、今回の2台のオフロード走破性はどうなのかってことで未舗装路に持ち込んでみた。まずスクラム411は動きが柔らかい前後サスと低重心で安定志向の車体が荒れた道での安心感を生む。なにより強い武器は、極低回転からドコドコドコッとトルクが出るエンジン特性だ。リアタイヤのグリップを感じながら確実に前に進んでいくことができる。まるでジープのような頼もしさと表現したらよいだろうか。道なき道を開拓しながら進んで行くことができそうな印象。フレンドリーな特性はダートに持ち込んでも変わらなかった。

画像2: キャバレロ スクランブラー500デラックス

キャバレロ スクランブラー500デラックス

対してキャバレロは、軽快に吹け上がるエンジンがリアタイヤを力強く蹴り出してくれる特性。ステップやシートからトラクションがしっかりと伝わってきてギャップを軽々と超えていく。軽量な車体はコントロールしやすく、腕に覚えがあればテールスライドさせながらコーナーリングすることも可能だ。スクランブラーというカテゴリーの中ではトップレベルの走破性能だ。これが長年オフロードレースで好成績を収めてきたメーカーが作り出したスクランブラーなのかと感心した。

未舗装路でまったく異なる走りを見せる2台。景色を楽しみながらトコトコ走るならスクラム411、暴れる車体をコントロールしながらダート走行を満喫したいならキャバレロ。そんな印象を受けた。

This article is a sponsored article by
''.