文:オートバイ編集部
BMW「R18 ロクテイン」特徴
スポーティでクールな仕上がりは大きな魅力
BMWが誇るフラッグシップクルーザー、R18シリーズの新作・ROCTANEが国内初上陸、2023年9月8日・9日に長野県・白馬村で開催された「BMW MOTORRAD DAYS 2023」の会場で国内初披露された。
シリーズ5作目となるこのモデルは、優雅でクラシカルなこれまでのモデルとは変わって、ワイルドでクールなイメージに仕立てられているのが特徴。フロントに21インチのキャストホイールを採用し、エンジンと車体をブラックアウト。幅を狭く、少し高めにセットされたミニエイプバーも相まって、スポーティなバガーに仕立てられている。
オープンシャフトドライブやメーターをビルトインしたライトケースなど、モチーフである1936年の名車「R5」を思わせる装備も特徴のひとつ。カラーラインアップはブラックとグレーの2色が用意されている。
BMW「R18 ロクテイン」各部装備・ディテール解説
BMW「R18 ロクテイン」開発者インタビュー
ここで、R18やR nineTなどのヘリテイジシリーズのプロダクトマネージャー、シュトッカーさんにお話を伺ってみよう。R18だけでなく、ヘリテイジシリーズに対する想いも聞いてみたぞ。
R5のDNAを色濃く受け継いだモデル
「ヘリテイジシリーズが始まったきっかけとなったのは、2013年のR nineTが最初でした。企業として成長していくには新たなジャンルに進出することが大切と考え、当時はなかったクラシックカテゴリーのモデルを開発していきました。R18シリーズもスタート時には4つのモデル(STD、クラシック、R18B、トランスコンチネンタル)を計画していましたが、温めていたさまざまなアイデアと市場のニーズを考慮して、今回のR18 ROCTANEを発表することになったのです。
一言で言うと、R18 ROCTANEはR18シリーズのモチーフとなった、1936年の『R5』のDNAを最も色濃く受け継いでいるモデルです。ブラック仕上げのエンジンやシャシー、オープンシャフトドライブ、ミニエイプバー、メーター一体型のライトケースなど、往年の面影を残したクラシカルなスタイルでありながら、シリーズ中最もクールで若々しいイメージに仕上げられているのも特徴です」
BMW「R18 ロクテイン」主なスペック・価格
全長×全幅 | 2615×980mm |
ホイールベース | 1720mm |
シート高 | 720mm |
車両重量 | 374kg |
エンジン形式 | 空油冷4ストOHC2バルブ水平対向2気筒 |
総排気量 | 1801cc |
ボア×ストローク | 107.1×100.0mm |
圧縮比 | 9.6 |
最高出力 | 67kW(91PS)/4750rpm |
最大トルク | 158N・m/3000rpm |
燃料タンク容量 | 16L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター | 185mm |
ステアリングヘッド角度 | 55.3° |
ブレーキ形式(前・後) | Φ300mmダブルディスク・Φ300mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70B21・180/55B16 |
メーカー希望小売価格 | 284万円/288万2000円(グレー)(消費税10%込) |
文:オートバイ編集部