まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
「Motoフェスティバル」6時間耐久レース参戦レポート
オートバイ誌の創刊100周年に合わせて、最近はゼッケン#100ばかりを選択しているオートバイ女子部のホンダ・グロム。前回の走行でも特に問題なかったので、今回は基本的にタイヤ交換とエンジンオイル交換だけで準備完了です。
出場ライダー3人

平嶋夏海(左)
モトジムカーナ経験は約7年、グロムでのサーキット走行回数も数多く、チームの精神的な柱として活躍。月刊『オートバイ』の用品紹介企画「ギアーズテスト」にもレギュラー出演中。
Ruriko(中)
サーキット走行の熱が高まり過ぎて、ライディングスクール通いをスタート。現在は定常円旋回ならヒジ擦りまでできるようになった。自身のステップワゴンはトランポとして活用中。
みか(右)
CBR250RRで「もて耐」に出場するなど、サーキット走行の経験と腕前は圧倒的。自身のYouTubeチャンネル「ぶんぶん!みかちゃんねる」でも活動をご覧いただけます!
今年から6時間耐久となり新企画も採用された「モトフェス」
今回は2023年7月に開催された「モトフェスティバル」の6時間耐久に出場した様子をお届けします。
2022年は3時間耐久として開催された同大会、2023年は6時間耐久として生まれ変わったんです。モビリティリゾートもてぎと言えば、2019年まで開催されていた「DE耐!」が7時間耐久でしたから、その時に近づくような走行時間となりました。しかも、今回は「速さよりも楽しさ」を前面に押し出したレギュレーションとなっており、6時間のどこかで「アトラクションピット」に立ち寄るルールも新設!

射的や輪投げ、風船割りなど、まるで縁日のようなコンテンツが詰まった「アトラクションピット」。クジを引いて、当たった項目をクリアすることで再スタートが可能になる仕組みでした。

当たり前ですが、オートバイ女子部のレース参加時、車検や各種手続き、走行プランの決定など、安全管理以外はすべて自分たちで行ないます。
楽しむためには、やっぱり安全第一に走るのが大事!
いつも通り「無転倒完走」が今回の目標。気持ちが良いほど順位を気にせず、ピットやコースのレースらしい雰囲気を味わいつつ、自己ベストの更新をちょっとだけ狙う。そんなノリで6時間耐久に臨んだオートバイ女子部。
全82台が出場した中、オートバイ女子部がエントリーした「グロムカップ」クラスは24台がエントリー。今回の走行順や1回の走行時間は3人で会議すること約1時間。スタートはルリコ、一回の走行時間は基本40分に決定。
微妙な空模様の中、なんとかドライコンディションでレースはスタート。
ちなみに、ここで当日ピットに持ち込んだアイテムを軽く紹介すると、工具箱にエアゲージ、空気入れ、スペアパーツ少々、テーブル、イス、あとはオヤツ各種など。そうなんです、特別高額なアイテムは無いんです。バイクの整備を事前にしておくことは前提になりますが、「楽しむ」レベルの範囲ならこれくらいのアイテムでもなんとかなります。
さて、レースの方は順調に周回を重ねていたものの、残り1時間でマシントラブル発生! 修復に時間を要したものの、無事にコース復帰し完走することができました。最終的に狙っていた「メディア賞」は取れなかったものの、満足度の高い大会となりました!
グロムなどミニバイクで始めるモータースポーツ、特に耐久レースは仲間と一緒に参加できるので不安も軽減! 初心者にもおススメです!
平嶋夏海


フォームを意識しながら、あまりタイムを意識しないように走ったのですが、結果的に自己ベストに近いタイムで走れましたし、しっかり楽しむことができました! グロムのサーキット走行はやっぱり楽しい!
みか


走り出すとあっという間の6時間です! 何より皆で楽しんで頑張れたことが最高の思い出です。サーキット走行初心者の方にも優しい気軽な耐久レースなので、皆さんにも是非挑戦してほしいです!
Ruriko


絶対に避けたかった初めてのスタートライダー。かなり緊張しましたが、終わってみれば、もてぎでルマン式のスタートが出来るなんて、とても良い経験ができました! 意外と走行中は暑さも大丈夫でしたね!
レースというよりイベント的なノリで楽しめる! 初心者でも安心のモトフェスティバル

走行中はみんなで応援が基本。ライダーが疲れてきたときのモチベーションアップにもつながるようです!

ライダー3名、ヘルパー1名のチーム構成で6時間耐久を完走。猛暑の中、走行時以外はサインボード担当をするなど、休みなく頑張りました。
無転倒で完走を達成!
オートバイ女子部の活躍は公式SNSでお楽しみください!
無事に無転倒で完走を達成! オートバイ女子部が参加したGROM Cupクラスは24台が参加しており、同一周回は同順位というルールにより、無事に8位でフィニッシュ。走行中にマフラーのステーが折れるという、まさかのマシントラブルはありましたが、周回数は100周。ベストラップはみかちゃんの3'01.808でした!

ヘルパーとして参加した編集部・新人の大冨(右端)も一緒に終了後の記念写真。
まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸