スズキは2023年3月に実証実験用電動スクーター「e-BURGMAN」を発表した。このモデルがどんな一台なのか紹介しよう。

スズキ「e-BURGMAN」注目ポイント

画像: SUZUKI e-BURGMAN 実証実験車 スタイリングはバーグマンストリート125EXそのままだが、モーター駆動になるためマフラーがなくなっている。ちなみに全長はガソリン車より80mm短く、全幅は65mmワイドになっている。

SUZUKI e-BURGMAN

実証実験車

スタイリングはバーグマンストリート125EXそのままだが、モーター駆動になるためマフラーがなくなっている。ちなみに全長はガソリン車より80mm短く、全幅は65mmワイドになっている。

シティユースで実証して将来に向けデータを収集

将来的なモビリティの中核を担うと期待されているのが電動二輪車。さまざまな方式やメカニズムの車両が開発され、各社から登場しているが、スズキは2023年3月に、電動二輪車用交換式バッテリーコンソーシアムで標準化(共通仕様)された交換式バッテリーを用いて、株式会社Gachacoが提供する交換式バッテリーシェアリングサービスを使った実証実験用電動スクーター「e-BURGMAN」を発表した。

今回の実証実験は、交換式バッテリーを用いた原付二種の電動スクーターに対する評価、および改善要望を把握することが目的で、東京都城南エリア(目黒区、品川区、大田区、港区)のGachaco交換式バッテリーステーションが設置されている地域を中心に行うもの。

発表、発売されたばかりのバーグマンストリート125EXをベースとしたこの電動スクーターは、定格出力0.98 kW、最高出力4kWのモーターを採用する、原付二種相当のバイク。スズキの社内テストでは、60km/h定地走行で44kmの航続距離となっており、シティユースでの使用が想定されている。

今回の実証実験を通じて、スズキは生活や仕事の足として利用される二輪車に必要なデータを収集する予定だ。

画像: クリーンなイメージのホワイト/ブルーのカラーリングを採用してイメージも一新。スクリーンなどはベースモデルのガソリン車と同様のものだ。

クリーンなイメージのホワイト/ブルーのカラーリングを採用してイメージも一新。スクリーンなどはベースモデルのガソリン車と同様のものだ。

画像: モーター駆動なのでマフラーがないため、リアまわりはすっきりしたもの。バッテリー搭載の関係で、車重はガソリン車の112kgに対して147kgとなっている。

モーター駆動なのでマフラーがないため、リアまわりはすっきりしたもの。バッテリー搭載の関係で、車重はガソリン車の112kgに対して147kgとなっている。

ガチャコが提供する交換用バッテリーステーション。現在東京、大阪、埼玉に計21カ所設置されていて、そのうち東京都内のステーションはトータルで13カ所。

文:オートバイ編集部

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