文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ハーレーダビッドソン「ローライダーST」ライディングポジション・足つき性
シート高:720mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

カウルの防風力はさすがに優秀で、ちょっと上体を低く構えるだけでヘルメット上半分まで直撃風を防ぐ。速度にして80〜140km/h以上まで巻き込み風も無く、直進安定性も乱さない。大柄なライポジだが足つきは悪くない。
ハーレーダビッドソン「ローライダーST」各部装備・ディテール解説

スタイリングのモチーフは1983年に登場したFXRTスポーツグライド。個性あふれるフォルムと快適なツーリング性能を両立している。

デビューは2022年だが、2023年モデルからはこの新色、ホワイトサンドパールが登場した。こちらの価格は312万1800円~。

ミルウォーキーエイト117エンジンは排気量1923cc。ヘビーブリーザーインテークを備えた、現行の空冷最強ユニットだ。

ストレートな右2本出しのサイレンサーは細身の形状。ヒートガードとエキパイのカバーはマットブラック仕上げとなっている。

シングルレートスプリングを備えるフロントフォークはカートリッジタイプの43mm倒立。装着タイヤはミシュランのスコーチャー。

駆動方式は静粛性とメンテナンス性に優れたベルトドライブ方式。ソフテイルらしく、スイングアームはリジッド風デザイン。

リング状のポジションランプを備えるヘッドライトはLED。フェアリングはかつての個性派モデル、FXRTをオマージュしたもの。

ハンドルバーライザーに内蔵されるデジタルメーターは、ブレイクアウトなどと同じタイプの反転表示液晶を使ったコンパクトなもの。

シートはシングル仕様。ホールド性に優れるバケットシートは肉厚で座り心地も上々。疲れ知らずで長旅を楽しむことができる。

着脱式のサドルバッグはコンパクトに見えるが、容量は左右で約53.8リットル。泊まりのツーリングも余裕でこなせる。

丸型ウインカー、テールランプはLED。テールランプのレンズは、かつてスポーツスターなどに採用されてきたハーレーらしい形状。
ハーレーダビッドソン「ローライダーST」主なスペック・価格
| 全長 | 2365mm | 
| ホイールベース | 1615mm | 
| 最低地上高 | 150mm | 
| シート高 | 720mm | 
| 車両重量 | 327kg | 
| エンジン形式 | 空冷4ストOHV4バルブV型2気筒 | 
| 総排気量 | 1923cc | 
| ボア×ストローク | 103.5×114.3mm | 
| 圧縮比 | 10.2 | 
| 最高出力 | 105HP/5020rpm | 
| 最大トルク | 168Nm(17.1kg-m)/3500rpm | 
| 燃料タンク容量 | 18.9L | 
| 変速機形式 | 6速リターン | 
| レイク角 | 28° | 
| トレール | 145mm | 
| タイヤサイズ(前・後) | 110/90B19・180/70B16 | 
| ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク | 
| メーカー希望小売価格 | 312万1800円~(消費税10%込) | 
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
 
				
				
 
						
						
















 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							