ライディングウェアとかに装備されてるプロテクター。安全にめっちゃ重要なアイテムなんだけど、シルエットにひびくのよね。というわけで今回は、デイトナから登場した薄型プロテクター。トリプルフレックスという構造で、薄くて体に馴染むけど防御力もばっちりなのよ。高い防御力はそのままに、すっきりシルエットを実現だぜ。

SAS-TEC 肩・ひじ・ひざ用プロテクター トリプルフレックスエアーシート

というわけでコレ。肩・肘・膝に使用できる薄型タイプのプロテクター。

デイトナ
SAS-TEC
バイク用 プロテクター 肩 肘 膝 兼用 薄型
CEレベル2 左右セット

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こちらは以前導入したSAS-TEC耐切創インナープロテクター。これに付属する肘プロテクターと比較してみるよ。

デイトナ
HBP-018 HPPE耐切創インナープロテクター ブラック

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どちらも同じCEレベル2のプロテクターなんだけど、見た目からして結構違う。

画像1: SAS-TEC 肩・ひじ・ひざ用プロテクター トリプルフレックスエアーシート

そうそう、プロテクターというとCE規格CEマークって言葉が良く出てくるので、軽く説明。

CE規格とは

EU(欧州連合)加盟国で利用されている規格。CEマークとかCE規格っていわれるもので、
該当する基準を満たしたもの
だけがCEマークを表示できるのよ。電子機器で見かけることが多いんじゃないかな。

画像: ANKERのモバイルバッテリー。CEマーク以外にもPSEとか色々表記されてる

ANKERのモバイルバッテリー。CEマーク以外にもPSEとか色々表記されてる

EUの規格としてはEマークとかeマークとか色々あるし、正直ややこしいのでざっくりと。

今回の肩・肘・膝用プロテクターに関しては、PPE(Personal protective equipment)分類のEN1621-1って規格。で、その中でも検査結果によってレベル1とレベル2があって、レベル2のが高性能。プロテクターなので「より衝撃吸収能力が高い」っていう認識で大丈夫じゃないかな。

基本的にはCEマークがあるのは「欧州での基準を満たしたアイテム」ってことね。
ユーザー目線でいうと信頼できる品質の証拠とも。

というわけでプロテクターを見ていくよ。
まずはSAS-TECインナープロテクターの肘についてたプロテクターから。

SAS-TEC耐切創インナープロテクター付属のプロテクター

画像1: プロテクターをSAS-TECトリプルフレックスにして、CEレベル2の防御力は維持しつつ、装着感を超快適にランクアップさせてみる。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.195〉
画像2: プロテクターをSAS-TECトリプルフレックスにして、CEレベル2の防御力は維持しつつ、装着感を超快適にランクアップさせてみる。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.195〉

SAS-TEC耐切創インナープロテクター付属のプロテクターは、粘弾性ビスコエラスティック素材を使用した「弱い衝撃はソフトに吸収、強い衝撃は硬く吸収する特性」というモノ。
あと植物性ベースなので、環境配慮もばっちし。さらに保護性能を10年維持できるよ。

SAS-TEC 肩・ひじ・ひざ用プロテクター

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ちなみに重さは実測で約70グラム。

画像: SAS-TEC耐切創インナープロテクター付属のプロテクター

SAS-TEC 肩・ひじ・ひざ用プロテクター トリプルフレックスエアーシート

画像3: プロテクターをSAS-TECトリプルフレックスにして、CEレベル2の防御力は維持しつつ、装着感を超快適にランクアップさせてみる。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.195〉
画像4: プロテクターをSAS-TECトリプルフレックスにして、CEレベル2の防御力は維持しつつ、装着感を超快適にランクアップさせてみる。〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.195〉

3つの角を持った衝撃吸収体が多数並んでいる構造。この構造のおかげで体に対して三次元的に追従。素材は、特殊な発砲ウレタン素材を採用していて、こちらも衝撃を受けた時に瞬間硬化することでライダーを保護してくれる。

ちなみに重さは約55グラム(実測)。

画像2: SAS-TEC 肩・ひじ・ひざ用プロテクター トリプルフレックスエアーシート

薄型プロテクターのサイズ感

せっかくなので縦横の寸法も。大抵のプロテクターポケットには問題なく入ると思うけど、一応ね。

長さは約203mmくらい。

画像1: 薄型プロテクターのサイズ感

幅は約135mmくらい。

画像2: 薄型プロテクターのサイズ感

プロテクターを叩いてみる

弱い衝撃はソフトに吸収、強い衝撃は硬く吸収する特性」となると、強い衝撃を与えてみたくなるのが人情。薄型プロテクターと付属プロテクターを実際にトンカチで叩いてみたよ。

付属プロテクターは、SAS-TEC耐切創インナーパンツに付属してたものなので、面ファスナーがついてる。

画像: SAS-TECプロテクターを叩いてみる youtu.be

SAS-TECプロテクターを叩いてみる

youtu.be

シルエットの違いを比較してみる

プロテクターの形状が違うので、装着した時のシルエットにも変化があるはず。

耐切創インナープロテクターに付属のプロテクターと、薄型プロテクターをインストールして、シルエットへの影響を比較してみるよ。

注意

インナープロテクターのサイズ、装着者の体形によりシルエットは変わりますので、あくまで参考までにお願いします。

まずは付属のプロテクター。カップ形状なので包み込むように保護してくれる。

画像1: シルエットの違いを比較してみる

お次は薄型プロテクター。恐ろしいまでの追従性。装着時の違和感もほぼナシ。めちゃめちゃ良い。

画像2: シルエットの違いを比較してみる

せっかくなので、インナープロテクターに薄型プロテクターを装着したときの動きを動画で。
後ろの音はモンCUB耐久レース

画像: SAS-TECトリプルフレックスを装着した肘の動き youtu.be

SAS-TECトリプルフレックスを装着した肘の動き

youtu.be

他のトリプルフレックスプロテクター

今回試してみたのは「肩・肘・膝用」なんだけど、他にも色々あるよ。装着時の快適性が半端ないので次は胸部プロテクターを薄型にしてみたい。

胸部プロテクター

ヘルメットの次に大事に胸部プロテクター。着実に普及はしてるものの、プロテクター自体の大きさもあるし、「もっと装着感がなければ」って人も多いはず。そこでトリプルフレックスですよ。

胸元のあたりって筋肉の付き具合とかで個体差も大きいけど、これなら誰でもすっきり快適なはず。

デイトナ
SAS-TEC バイク用 胸部プロテクター 薄型 セパレート型
CEレベル1 JMCA推奨 左右セット 本体のみ

脊柱プロテクター

背骨のダメージはしゃれにならないので、こちらも常に装着しておきたい重要アイテム。
目が細かくて追従性の高いレベル1と、より防御性能の高いレベル2をラインナップしてるよ。

デイトナ
SAS-TEC バイク用 プロテクター 背中 薄型
CEレベル1

デイトナ
SAS-TEC バイク用 プロテクター 背中 薄型
CEレベル2

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肩・肘・膝用プロテクター

今回試した肩肘膝用プロテクター。自分はレベル2にしたけど、こちらもよりスマートなレベル1が用意されてる。もちろんレベル1でもプロテクション性能についてはCEのお墨付き。

デイトナ
SAS-TEC
バイク用 プロテクター 肩 肘 膝 兼用 薄型
CEレベル1 左右セット

amzn.to

デイトナ
SAS-TEC
バイク用 プロテクター 肩 肘 膝 兼用 薄型
CEレベル2 左右セット

amzn.to

まとめ

プロテクターというとごついイメージがあるけど、薄型はまじですっきりしてる。プロテクターでイカリ肩になったりとか、シルエットにひびくのが気になる人にはめっちゃオススメ。

なにしろ違和感がないので、普段使いでも気軽にインナープロテクターを着ようって気になるのよ。安全上の効果はスペック以上じゃないかな。良いぞ。

レポート:若林浩志

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