カワサキ「Ninja HEV」特徴

Kawasaki Ninja HEV
プロトタイプ
AT感覚で変速できるスイッチシフトを搭載
ZのBEVとともに、2022年の鈴鹿8耐の前夜祭でデモランを行なったハイブリッド試作車が、2022年11月のEICMAでニンジャHEVとして登場。さらに完成度を高めた仕上がりとなっている。
最大の特徴は、バッテリーとモーターのみでもEVとして走行が可能な「ストロング・ハイブリッド」としている点。48Vの専用バッテリーを使用してモーターを駆動、これをニンジャ250/400系の2気筒エンジンと組み合わせて力強い走りを実現する。
また、クラッチコントロールユニットを使用した、セミAT感覚のボタンシフト機構も大きな特徴で、左スイッチボックスのボタンを使って変速を行なうマニュアルモードのほかにATモードも選べて、低速走行のウォークモードも用意される。加えて、EV走行時に力強い走りを可能とする「eブースト」スイッチも搭載しているのもポイント。市販は2024年を予定している。
カワサキ「Ninja HEV」注目ポイント

エンジンはパラレルツイン。排気量は未公表だが、外観はニンジャ250/400系のユニットに酷似。モーターは背面に装着される。

車体はコンパクトなのだが、ホイールベースが長いため、リアのスイングアームは非常に長い設定となっている。

ニンジャシリーズのファミリーフェイスを採用しているが、アッパーカウルが張り出し、フレッシュエアを積極導入している。

左スイッチボックスには、HEV/EV切り換え、AT/MT切り替えスイッチのほか、スポーツ/エコの走行モード切替スイッチも備わる。
カワサキ「Ninja HEV」公式動画・写真
【公式動画】Kawasaki Carbon Neutrality | Go With Green Power | EV, HEV and Hydrogen
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