新スタンダードに現代流解釈を加えたカフェレーサー改

アクティブが’22年春の東京モーターサイクルショーでカスタムライフスタイルを提案した3台の車両のうちのひとつが、この車両。’21年に登場したネオスタンダードシングル、ホンダGB350(スタンダード仕様はフロント19/リヤ18インチホイール)のリヤ17インチホイール&スポーティ仕様となる、GB350Sだ。

発表された車両を見て“セパレートハンドル&バックステップにしたら格好いい!”と感じたというアクティブの開発担当者が“往年のスタイルに縛られない現代のカフェレーサー”をコンセプトに仕立てた。

画像1: 新スタンダードに現代流解釈を加えたカフェレーサー改

そのコンセプトに従って、GBのシンプルなフレームによるクラシックな外観と、美しいエンジンの存在感を生かしながら運動性能を底上げし、スポーティに走れるようなポジションを設定することで足まわりを見直す。合わせて、現代の道路事情や法規制、生活スタイルに合わせてカフェレーサーを再解釈。ここはかつてのそれと異なるところだが、カフェレーサーの格好良さという部分は崩さない。また車検対応でボルトオンパーツを基本としたところもポイントだ。

確かに、ただパーツを外してシンプル化するとかスタイルを変えるといったものとも異なり、普段から(かつてのカフェスタイルにあった超前傾姿勢などのような)我慢もなく、楽しめる作りが感じられる。定番から離れた新しい試みにも思えるが、これは先述のように、往年のスタイルに縛られないことにつながる。アクティブの若い開発担当者が新鮮な感覚を持ち込んで企画・開発に当たった成果と言っていいだろう。元々カスタムはそんな感覚を次々持ち込んでいく世界だから、これでいいはずだ。

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特徴的なセパレートハンドル&トップブリッジKITやステップキットは2022年9月初頭時点で開発中で、他部分も一部パーツは参考装着となるが、20mmのローダウンができるハイパープロ・リヤショック、また微振動を抑えるパフォーマンスダンパーなど、ノーマル仕様向けにも気になるパーツは既に発売されている。またフェンダーレスキットやゲイルスピード・ブランドの18インチ鍛造ホイールやブレーキキャリパーも同様。

こうしたカフェレーサースタイルを構築し、かつ機能向上にも意欲的なパーツを活用すれば、GBの走りはよりわくわくできるようになる。新パーツの続報にも期待だ。

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ハンドルポストを排してすっきりした造形を加え、セパハンでも苦しくないポジションを作るセパレートハンドル&トップブリッジキット φ41は開発中。バーの垂れ角は3度でメインキーでのハンドルロック可、ハンドルストッパーも付属する。

メーターの位置を下げ、デイトナ製VERONA φ48タコメーター(写真右側)を追加できるメーターステーは参考装着。フロントフォークのトップに取り付けられたハイパープロ・プリロードアジャスター(フロントフォークのプリロードを外から手で調整できる)も販売中だ。

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アルミ削り出しトップブリッジの造形はこの角度からも分かる。ミラーはバーエンドタイプを装着。ブレーキレバーはガタのない作動で人気のアクティブSTFレバー ブレーキ ブラック、クラッチ側もSTFレバー クラッチ ブラックに換装される。

スロットルはアクティブ スロットルキットTYPE-1 φ36 メッキ金具 ワイヤー800mm。スイッチもアクティブスイッチKIT TYPE-2にそれぞれ変更されている。

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純正ダブルタイプシートの後半部にシングルシートカウル・カーボン・純正シート用を参考装着し、カフェレーサースタイルを強調。シートカウルはボルトオン装着を目指して開発中という。その下に見えるフェンダーレスキットはすでに発売済み。

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このデモ車専用の参考仕様として、ブローバイガス還元やチャコールキャニスター移設等も行った上でサイドカバーを取り外し、穴開きアルミプレートによる電装カバーやインジェクションカバーを参考装着。DNA・ヘキサゴナルテーパードφ44エアフィルターを追加している。さらにシリンダー右にはACTIVEパフォーマンスダンパーも備える。不快な微振動を抑え、乗り心地を向上する人気パーツだ。

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ホイールはアルミ鍛造のゲイルスピードTYPE-Nで純正の2.50-19/4.00-17から2.75-18/4.00-18サイズの前後18インチにし、軽快感を高める。フロントブレーキキャリパーはゲイルスピード・エラボレート4Pアキシャルをアクティブ製キャリパーサポートでマウントする。

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ステップは引き続き開発中のACTIVEステップキットに換装される。セパレートハンドル化に適したステップバー位置も得られる6ポジションでアルミ削り出し。純正ステップがタンデムステップ一体型のため、このステップキットはひとり乗り用となる。

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足着き性を高めて安心感を持たせ、コンスタントライジングレートスプリングで粘りある滑らかな乗り心地を作るハイパープロ・リヤショック エマルジョン ローダウン -20mmは販売中。装着時にはフロントフォークを10mm突き出すと純正と同じ車体姿勢が作れる。

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マフラーはGB350/S純正だが、純正ヒートガードをブラック塗装。ブレーキまわりも純正でラインをビルドアライン・ステンレス/スモークに変更した。

取材協力:アクティブ

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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