文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ヤマハ新型「XSR700 ABS」ライディングポジション・足つき性
シート高:835mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

上体が起きる高めのハンドル、着座位置の高いシートで上半身も下半身もゆったり。シート高が835mmあるため足着き性は今ひとつだが、ヤマハ純正用品ブランドのワイズギアではローダウンシートを用意している。
ヤマハ新型「XSR700 ABS」各部装備・ディテール解説

タンクサイドカバーやフロントフェンダーステーなど、各所にアルミパーツを用いることで、オートバイの素材感、メカ感を強調。

エンジンは688ccでライバル車より若干大きい排気量。270度クランクの優しいパルス感が魅力の扱いやすいユニットだ。

新型はブレーキディスク径を298mmに拡大。従来型オーナーから要望の多かった制動力を強化。タイヤはミシュランのロード5。

左右非対称デザインのスイングアームや、水平にレイアウトされたリンク式リアショックなど、足回りはMT-07と共通のもの。

この新型でヘッドライトがLEDとなった。ライトケースのデザインは丸型で、従来からのイメージを変えずに進化した。

ネガポジ反転LCDメーターを新採用。ギアポジションも表示可能で、フューエルゲージはコーヒーカップを模したデザイン。

ホワイトにブルーの子持ちラインはまさしくRZ350を思わせるグラフィック。ブラックの車体色の場合にはゴールドのラインが入る。

レザー調とバックスキン調、2種類の表皮を使用した贅沢な造りのシート。ダブルステッチも入り、オーナーの所有する満足感も高まる。

シンプルでスリムな造りゆえ、シート下には最小限のスペースしかない。車載工具はトレイ上にレイアウトして省スペース化。

丸型のLEDテールランプに加え、今回から前後のウインカーも細身のLEDに変更。これで灯火類は全てLEDを採用することになった。
【欧州の公式動画】2022 Yamaha XSR700 - Born to Challenge
www.youtube.comヤマハ新型「XSR700 ABS」主なスペック・価格
| 全長×全幅×全高 | 2075×820×1130mm | 
| ホイールベース | 1405mm | 
| 最低地上高 | 140mm | 
| シート高 | 835mm | 
| 車両重量 | 188kg | 
| エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 | 
| 総排気量 | 688cc | 
| ボア×ストローク | 80.0×68.5mm | 
| 圧縮比 | 11.5 | 
| 最高出力 | 54kW(73PS)/8750rpm | 
| 最大トルク | 67N・m(6.8kgf・m)/6500rpm | 
| 燃料タンク容量 | 13L | 
| 変速機形式 | 6速リターン | 
| キャスター角 | 24゜30′ | 
| トレール量 | 90mm | 
| タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W) | 
| ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク | 
| メーカー希望小売価格 | 93万5000円(消費税10%込) | 
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
				
				



