KTMが誇る本格スーパースポーツ「RC 125」が久々のモデルチェンジを果たした。シャシーを新作すると同時にスタイリングも一新し、一気にアップデートを果たした新型RCの詳細をじっくり見てみよう。
文:オートバイ編集部

KTM「RC 125」の特徴

画像: KTM RC 125 総排気量:124.7cc エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 シート高:824mm 車両重量:約147kg(燃料除く) 発売日:2022年6月予定 税込価格:62万9000円

KTM RC 125

総排気量:124.7cc
エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
シート高:824mm
車両重量:約147kg(燃料除く)

発売日:2022年6月予定
税込価格:62万9000円

戦闘力を大きく向上して充実のモデルチェンジ!

2014年に初登場したRC 125は、KTM自慢のスーパースポーツ、RCシリーズの末弟。初代RC 125はスポーツネイキッドの125 DUKEとエンジンやシャシーなどのメカニカルコンポーネントを共有し、それにエッジの効いた、独創的なデザインのフルカウルを組み合わせたモデルで、本格スーパースポーツとして人気を博した。

画像1: KTM「RC 125」の特徴

そのRC 125が久々のモデルチェンジを果たした。MotoGPやMoto3での活躍で蓄積してきたノウハウを活かして開発した意欲作だ。125 DUKEとエンジンを共有するのは先代同様だが、トレリス構造のメインフレームは新設計され、スタイリングも大きく進化。高速域での空力特性を意識した、グランプリマシンイメージのものとなった。軽量化を徹底して追求した車体はフレーム単体で1.5kgもの軽量化を実現している。

画像2: KTM「RC 125」の特徴

エンジンはクラストップレベルの15PSを発揮するDOHCシングル。足回りも軽量な新作ホイールを採用するなど、走りのポテンシャルは相当高そう。2022年6月の発売が待ち遠しい1台だ。

KTM「RC 125」各部装備・ディテール解説

画像: インパクトあるスタイリングはKTMらしいエッジの効いたもの。日本にはブラックのボディカラーのみが導入される。

インパクトあるスタイリングはKTMらしいエッジの効いたもの。日本にはブラックのボディカラーのみが導入される。

画像: KTMのイメージカラーであるオレンジをブラックと組み合わせながら巧みに配置したグラフィックで、精悍さとスポーティさをアピール。新設計のトレリスフレームは、シートレールを別体構造としたもので、ボルトの本数なども見直された軽量なもの。

KTMのイメージカラーであるオレンジをブラックと組み合わせながら巧みに配置したグラフィックで、精悍さとスポーティさをアピール。新設計のトレリスフレームは、シートレールを別体構造としたもので、ボルトの本数なども見直された軽量なもの。

まるでレーサーのような、迫力ある佇まい。徹底してスリムさを追求したデザインであることが、このアングルからよく見て取れる。

画像: DOHC4バルブの水冷シングルは15PSを発揮。高回転域でのシャープな吹け上がりとパンチ力に定評のあるユニットだ。

DOHC4バルブの水冷シングルは15PSを発揮。高回転域でのシャープな吹け上がりとパンチ力に定評のあるユニットだ。

画像: 独特な形状だった先代から一転、サイレンサーはコンパクトな円形となった。メッシュ風のエンドキャップがユニーク。

独特な形状だった先代から一転、サイレンサーはコンパクトな円形となった。メッシュ風のエンドキャップがユニーク。

画像: ブレーキディスクをスポークマウントとしてバネ下重量を極限まで軽量化。キャリパーはBYBRE製、倒立フォークはWP製のAPEXだ。

ブレーキディスクをスポークマウントとしてバネ下重量を極限まで軽量化。キャリパーはBYBRE製、倒立フォークはWP製のAPEXだ。

画像: ホイールは細身の5本スポークに変更してバネ下重量を大幅に軽量化。スイングアームは補強構造の見えるおなじみのデザイン。

ホイールは細身の5本スポークに変更してバネ下重量を大幅に軽量化。スイングアームは補強構造の見えるおなじみのデザイン。

画像: 近年のKTMのファミリーフェイスである独特な形状のLEDヘッドライト。LEDウインカーはカウルの両サイドに沿ったレイアウト。

近年のKTMのファミリーフェイスである独特な形状のLEDヘッドライト。LEDウインカーはカウルの両サイドに沿ったレイアウト。

画像: メーターは125 DUKEと同タイプのTFT。ライダーを走行風から守るスクリーンはフロントノーズの外側を覆うデザインとなっている。

メーターは125 DUKEと同タイプのTFT。ライダーを走行風から守るスクリーンはフロントノーズの外側を覆うデザインとなっている。

画像: スーパースポーツながらストリートでの乗りやすさも考慮されていて、前後シートは意外なほど肉厚。表皮は滑りにくいタイプ。

スーパースポーツながらストリートでの乗りやすさも考慮されていて、前後シートは意外なほど肉厚。表皮は滑りにくいタイプ。

画像: 絞り込まれたテールカウルの中央にマウントされるLEDテールランプは非常にコンパクトなもの。ウインカーもLEDだ。

絞り込まれたテールカウルの中央にマウントされるLEDテールランプは非常にコンパクトなもの。ウインカーもLEDだ。

KTM「RC 125」主なスペック・価格

全長×全幅×全高NA
ホイールベース1343mm
最低地上高158mm
シート高824mm
車両重量約147kg(燃料除く)
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
総排気量124.7cc
ボア×ストローク58×47.2mm
圧縮比12.8
最高出力15PS/10000rpm
最大トルク1.22kgf・m/7500rpm
燃料タンク容量約13.7L
変速機形式6速リターン
タイヤサイズ(前・後)110/70ZR17・150/60ZR17
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmディスク・Φ230mmディスク
メーカー希望小売価格62万9000円(消費税10%込み)

文:オートバイ編集部

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