2018年のデビュー以来、ビジネスバイクとしての「カブ」ではなく、上質なパーソナルコミューターとして支持されてきたスーパーカブC125が、2021年秋に新型エンジンを搭載して、モデルチェンジ！ ロングストローク化されたエンジンに注目が集まる新型C125ですが、伊藤真一さんは試乗中、"車体まわりのパーツの違い"の方が、気になったみたいです。
談：伊藤真一／まとめ：宮﨑 健太郎／写真：松川 忍
談：伊藤真一／まとめ：宮﨑 健太郎／写真：松川 忍
ホンダ「スーパーカブ C125」ライディングポジション・足つき性
シート高：780mm
ライダーの身長：179cm
「大柄な人が乗っても窮屈さがなくて、感覚的には自転車に跨るような気軽さもあり、乗る人に扱いやすさをイメージさせる姿勢なので、走らせる際に不安を覚えないのはとても良いと思います。シートも、お尻が痛くなることはありませんでしたね」と伊藤さんは、リラックスできるライディングポジションと評価。
なお別売りの純正アクセサリーのピリオンシートを荷台にセットすることで2人乗りも楽しめますが、今回は試す機会はありませんでした。
「自転車のように、気負うことなく跨ることができるのは良いですね」と伊藤さん。
ホンダ「スーパーカブ C125」各部装備・ディテール解説
1958年の初代C100の意匠を、現代風にブラッシュアップしたフロントまわりのデザイン。丸目のヘッドライトほか、灯火類にはLEDを採用している。
スーパーカブの伝統的装備といえる、自動遠心クラッチ式4速リターン方式のシーソー型シフトペダル。停車時のみ、ロータリー式になるのが特徴だ。
フロントブレーキのロックを抑制し制動時の安心感を高める、1チャンネルABSを標準で装備。作動時は、キックバックでシステム作動をライダーに伝える。
外側にアナログ表示の速度計、内側にシフトインジケーターや燃料計などの情報をデジタルで表示するメーター。下半分には、各インジケーターランプが並ぶ。
イグニッションのオン/オフ、ハンドルロック、シートロック解除、そして自車位置を知らせるアンサーバック機能を搭載したスマートキーシステムを採用。
シートを開けて、燃料タンク右側上面にあるオープナースイッチを押すと、右サイドカバーが開く仕組み。書類入れスペースにアクセスすることが可能になる。
ホンダ「スーパーカブ C125」主なスペック・価格
| 全長×全幅×全高 | 1915×720×1000mm |
| シート高 | 780mm |
| 車両重量 | 110kg |
| エンジン形式 | 空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 |
| 総排気量 | 123cc |
| ボア×ストローク | 50×63.1mm |
| 圧縮比 | 10.0 |
| 最高出力 | 7.2kW（9.8PS）/7500rpm |
| 最大トルク | 10N・m（1.0kgf・m）/6250rpm |
| 燃料タンク容量 | 3.7L |
| 変速機形式 | 4速リターン |
| キャスター角 | 26°30' |
| トレール | 71mm |
| タイヤサイズ（前・後） | 70/90-17M/C 38P・80/90-17 50P |
| ブレーキ形式（前・後） | シングルディスク・ドラム |
| メーカー希望小売価格 | 44万円（消費税10%込） |
談：伊藤真一／まとめ：宮﨑 健太郎／写真：松川 忍
