2022年1月24日、ホンダは欧州で新型となる「CB300R」を発表した。

ホンダ「CB300R」の2022年モデルの特徴

画像1: ホンダ「CB300R」の2022年モデルの特徴

日本国内で販売されるCB250Rの双子モデル

CB1000Rを筆頭にするカフェレーサー的スタイルの新世代CBシリーズの中、日本で販売されているライトウェイトネイキッドのホンダCB250Rと基本的に同じスタイルやメカニズムを持ち、エンジンの排気量を拡大した海外向けモデル「CB300R」の2022年モデルが登場した。

画像: Honda CB300R 欧州仕様・2022年モデル 総排気量:286cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 シート高:799mm 車両重量:144kg

Honda CB300R
欧州仕様・2022年モデル

総排気量:286cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:799mm
車両重量:144kg

「CB300R」はCB250Rと同様に、スチール製フレームをはじめとするスリムで軽量な車体の基礎的な部分についてはCB125Rと共通の部分が多い。

画像2: ホンダ「CB300R」の2022年モデルの特徴

ただし、フロントフォークは先行してCB125Rにも採用されていたものと同じく、セパレートファンクションビッグピストン(SFF-BP)構造を取り入れShowa製のインナーチューブ径Φ41mmの倒立タイプに変更。ダンパーの性能を向上させつつ優れた動作性ももたらし、同時に軽量化も実現。軽快で素直なハンドリングを磨き上げた。

画像3: ホンダ「CB300R」の2022年モデルの特徴

DOHC4バルブの286cc水冷単気筒エンジンは、ユーロ5規制のための改良を施された結果、最高出力が従来モデルより僅かにダウンした22.9kW(≒33.1PS)に。最大トルクは27.5Nmと変わらないが、発生回転数が250rpm高くなるなど、パワー特性がわずかに変わっている。

画像4: ホンダ「CB300R」の2022年モデルの特徴

排ガス対策のためか、排気系も変更されてサイレンサーのデザインも軽快な雰囲気に。また、シフトダウン時のショックを低減し、クラッチ操作も容易にするアシスト&スリッパークラッチも標準装備されている。

画像5: ホンダ「CB300R」の2022年モデルの特徴

クラシカルなネイキッド風味と、モダンなディテールを融合させた、独特な「ネオ・スポーツカフェ」スタイルも基本的にはそのまま。ただし、アンダーカウルの形状は排気系の改良もあって変わっている。また快適性の向上のため、シート本体はクッションの厚さを増したものとされた。

画像6: ホンダ「CB300R」の2022年モデルの特徴

機能面では、コンパクトなフル液晶メーターの表示内容も見直されて、ギヤポジションインジケーターが新たに装備されている。

ホンダ「CB300R」のカラーバリエーション

ボディカラーには、2022年の新色としてマットパールアジャイルブルー、パールダスクイエローを追加。従来モデルからマットガンパウダーブラックメタリック、キャンディクロモスフィアレッドが継続して販売され、合計4色が揃っている。

今後、この新しい「CB300R」と同様の改良が、国内向けのCB250Rにも施されるものと予想される。

画像: マットパールアジャイルブルー

マットパールアジャイルブルー

画像: パールダスクイエロー

パールダスクイエロー

画像: マットガンパウダーブラックメタリック

マットガンパウダーブラックメタリック

画像: キャンディクロモスフィアレッド

キャンディクロモスフィアレッド

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画像: 【公式動画】New 2022 CB300R Neo Sports Café www.youtube.com

【公式動画】New 2022 CB300R Neo Sports Café

www.youtube.com

ホンダ「CB300R」の主なスペック

全長×全幅×全高2012×802×1052mm
ホイールベース1352mm
シート高799mm
キャスター角24.7°
トレール93mm
車両重量144kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
総排気量286cc
ボア×ストローク76×63mm
圧縮比10.7
最高出力22.9kW/9000rpm
最大トルク27.5Nm/7750rpm
変速機形式6速リターン
燃料タンク容量10L
タイヤサイズ(前・後)110/70R17・ 150/60R17
ブレーキ形式(前・後)φ296mmディスク・φ220mmディスク

まとめ:小松信夫

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