世界中に衝撃を与えた「テージH2」の発表から2年。現代のビモータとカワサキのコラボレーション第2弾となるモデル「KB4」が発表された。カワサキモータースジャパンが総輸入元となり国内販売される。
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

ビモータ「KB4」各部装備・ディテール解説

画像: 車体サイドを走る大きな導風ダクトがインパクトを与える。デザインは1970年代のカフェレーサー風にまとめられている。

車体サイドを走る大きな導風ダクトがインパクトを与える。デザインは1970年代のカフェレーサー風にまとめられている。

メインフレームは設計の自由度が高い鋼管トレリスフレーム。外装類はカーボン、アルミパーツ類は全て削り出しだ。

エンジンは扱いやすさに優れるニンジャ1000SXのものを使用。数多いカワサキ車のパワーユニットの中から、扱いやすさを重視してチョイスした。

画像: サイレンサーはニンジャ1000SXのものだが、遮熱カバーとエンドピースはカーボン製として質感を高めている。

サイレンサーはニンジャ1000SXのものだが、遮熱カバーとエンドピースはカーボン製として質感を高めている。

導風ダクトで運ばれた走行風は、このようにテールカウル下に斜めにセットされたラジエターを冷却する。

画像: サイドカウルのパネルを外すと、このように導風ダクトがテールに向かって伸びているのが見て取れる。

サイドカウルのパネルを外すと、このように導風ダクトがテールに向かって伸びているのが見て取れる。

フロントフォークはオーリンズ、ホイールはOZ製の鍛造。ブレーキはブレンボと、一流パーツで固めた足まわり。

ガッチリしたスイングアームは剛性の高さをうかがわせる。タイヤはピレリのディアブロスーパーコルサSP。

リアサスはオーリンズ製。ショックをスイングアームにマウントすることで、外乱を車体に伝えない構造としている。

スイングアームはエンジン後部に装着したアルミ削り出しのピボットプレートにマウントし、コンパクトさを実現。

メーターやスイッチボックスはニンジャ1000SXのものを使用。各種電子制御もニンジャ1000SXと同じ仕様だ。

シートはタン革と呼ばれる、明るいブラウンの本革製。高級車にふさわしい、上質な仕上がりが魅力だ。

テールカウル下にラジエターを配置。走行風が少ない時の熱対策として、冷却ファンは早めに回る設定としている。

画像: 【公式動画】Bimota KB4 | Official video | www.youtube.com

【公式動画】Bimota KB4 | Official video |

www.youtube.com

ビモータ「KB4」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2050×774×1150mm
ホイールベース1390mm
シート高810mm
変速機形式6速リターン
キャスター角24°
トレール100.8mm
車両重量194kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量1043cc
ボア×ストローク77×56mm
圧縮比11.8
最高出力142PS/10000rpm
最大トルク11.3kgf・m/8000rpm
燃料タンク容量19.5L
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・190/50ZR17
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmダブルディスク・Φ220mmディスク
メーカー希望小売価格437万8000円

文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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