これまで巡った神社の数は1万数千社の佐々木優太が、毎回バイク好きのゲストをお迎えして目的の神社へと一緒に走るこの連載。今回ご登場いただいたのは、俳優の板橋駿谷さん。大河ドラマ『青天を衝け』をはじめ、数々のドラマや映画で活躍する板橋さんの願いにピッタリの神社へご案内します!
まとめ:斎藤ハルコ/写真:井上 演/ゲスト:板橋駿谷
※この記事は月刊『オートバイ』2021年9月号に掲載したものを再編集しております。

話題作に次々出演している注目俳優の意外な素顔!?

僕、佐々木優太が全国の神社を参拝して得た知識や経験を活かした〝神社ソムリエ〟として、ゲストのお人柄や願いに合った神社へご案内する開運ツーリング。第5回目のゲストは、俳優の板橋駿谷さんです!

今年は8月までだけでもすでに10本のドラマと3本の映画に出演し、バラエティ番組でも活躍している板橋さん。今回の開運ツーリングも、2年ぶりの出演となった所属劇団「ロロ」の舞台の千秋楽直後というハードスケジュールの中を登場してくださいました。

じつは僕と板橋さんは、同い年の37歳。誕生日も1週間違いで、勝手に親近感を覚えた僕は、この企画を通じて「お友達になれたら」と密かに願っていました。しかも僕が仕事でお世話になってるプロデューサーさんが板橋さんとも親しくて、事前に「めちゃくちゃいいヤツだよ!」と聞いていたのです。

実際、集合場所に現れた板橋さんは、まさに〝ナイスガイ〟な明るい佇まい! どんな話題も豪快な笑顔で気さくに話してくれるので、初対面の緊張感は出会ってすぐに消滅。走り出してからも、信号待ちのたびにトークが止まらないツーリングとなりました。

板橋さんのお悩み

結婚です!!(出会ってもいません…)

板橋さんの目標

世界進出!「世界中の人に楽しんでもらえる俳優になりたい」

ゲスト
板橋駿谷 さん

特技はラップ、空手、筋トレなど

2009年結成の劇団ロロ(主宰・三浦直之)に旗揚げから参加し、数々の舞台で活躍。2019年にNHK連続テレビ小説『なつぞら』で34歳にして高校生役を演じ注目を浴びる。その後多数の映画・ドラマに出演。2021年の大河ドラマ『青天を衝け』で剣術家・真田範之助役を演じる。2021年8月には出演映画『サマーフィルムにのって』『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜ファイナル』が公開。

画像2: 板橋駿谷さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

職業上、撮影や稽古スケジュールに迷惑をかけることが絶対NGなため、万が一を考えてプライベートでのバイクは我慢中という板橋さん。いま一番乗ってみたいバイクとしてリクエストされたのがMT-03でした。

画像: YAMAHA MT-03

YAMAHA MT-03

神社ソムリエ
佐々木優太

YouTubeチャンネル『神社ソムリエのあやかりチャンネル』

これまで参拝した神社は1万数千社、受けた御朱印は4000以上。ラジオパーソナリティーやテレビMCとして活躍し、神社にまつわる執筆や講演もしています。写真は特技の空手でポーズを決めてくれた板橋さんに対抗し(?)、居合道(三段)のポーズです。愛車はヤマハ XSR700とハーレーダビッドソン XL1200NS。

最強タッグの御祭神にぜひともあやかりたい!

板橋さんの願いごとは2つあり、ひとつは俳優として世界へ羽ばたく「世界進出」で、もうひとつは「結婚」でした。僕が神社ソムリエとして神社を選ぶ際、願いごとの内容と一緒に大切にしているのが、ゲストのパーソナリティーに縁のある神社を選ぶこと。

板橋さんのプロフィールを拝見すると、ご出身は福島ですが、所沢キャンパスがあった日本大学芸術学部演劇学科を卒業されていたり、どうやら埼玉にご縁がある様子です。そこで思い浮かんだのが、埼玉県の所澤神明社でした。

所澤神明社は、天の神様と地の神様という、異なるグループの神様が一緒に祀られた珍しい神社。

グループを代表する最強タッグが御祭神なので「バランスの良い神社」とも言われます。しかも天の神様は女性とされるアマテラスオオミカミ、地の神様は男性とされるオオモノヌシノオオカミなので、恋愛・結婚のご利益も最強のはず。

そして所沢といえば日本の航空発祥の地で、境内には飛行機の神社である鳥船神社があります。本殿へお参りした後は、鳥船神社で世界への飛翔を誓っていただこう! と考えたのですが、さて板橋さんの満足度はいかに…!?

所澤神明社(ところざわしんめいしゃ)

埼玉県所沢市宮本町1-2-4
TEL:04-2922-3919

画像3: 板橋駿谷さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

ご利益:諸願成就

所沢の総鎮守で、その縁起はヤマトタケルノミコトがこの近辺の地でアマテラスオオミカミに祈ったことに由来するとされます。

神様のグループを大きく分けると伊勢神宮系の天の神様「天津神(あまつかみ)」と、出雲大社系の大地の神様「国津神(くにつかみ)」があって、所澤神明社は天津神のアマテラスオオミカミと、国津神のオオモノヌシノオオカミを一緒に祀る珍しい神社です。

ご利益の理由

1. 埼玉県所沢の総鎮守
 →板橋さんに縁ある場所の神社
2. 天津神と国津神の両方が御祭神
 →最強タッグのご利益を恋愛に
3.境内の鳥船神社は飛行機の神様
 →飛行機=世界へのはばたきに

青春時代を過ごした神社に17年ぶりに再訪!

大学1、2年次は所沢のキャンパスに通っていた板橋さんは、所澤神明社の裏手に親友が住んでいたこともあって境内にしょっちゅう入り浸っていたそうです。

きちんと参拝するのはこの日が初めてだったとか! 17年越しに当時のお礼を伝えるとともに、現在の願望&目標達成への誓いを込めて全力で祈る姿が印象的でした。

画像1: 青春時代を過ごした神社に17年ぶりに再訪!

神明社とは、伊勢神宮と同じ御祭神アマテラスオオミカミをお祀りする神社の名前。所澤神明社の本殿の屋根は伊勢神宮と同じ形をしています。鳥居は「神明鳥居(しんめいとりい)」と呼ばれるシンプルな形です。

画像2: 青春時代を過ごした神社に17年ぶりに再訪!

板橋さんはもともと神社好きで、所澤神明社の多数ある境内社にも興味津々。「全部の神社の説明してもらっていいですか!?」と熱く喜んでくださるのが嬉しかったです。

画像3: 青春時代を過ごした神社に17年ぶりに再訪!

「学生時代、よくこの階段に座って恋愛相談をしてたんです。人生で初めてやった舞台の稽古も境内だったし、懐かしいなぁ…」と感慨深げな板橋さん。

画像4: 青春時代を過ごした神社に17年ぶりに再訪!

参拝ではココに注目!

航空の神様を祀る 鳥船神社

画像4: 板橋駿谷さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

所沢は日本の航空発祥の地。明治時代に日本初飛行を成功させた徳川好敏大尉は、飛行の前日、所澤神明社で安全を祈願しました。

それから100周年を記念して創建された鳥船神社は、八百万の神様を運ぶ船になったとされるアメノトリフネノカミが御祭神。所澤航空神社の別称を持ち、航空安全・交通安全の神社として親しまれています。

画像5: 板橋駿谷さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

所澤神明社の御朱印

所澤神明社と鳥船神社の2つの御朱印をお受けしました。

画像6: 板橋駿谷さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

鳥船神社の御朱印には飛行機印が。飛行機印は季節ごとに4種類あるそうで、今回は英仏ドーバー海峡横断に初めて成功したブレリオ機でした。

画像7: 板橋駿谷さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

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