以下レポート:三橋 淳
泊まりがけならではの喜び、朝起きて即林道
ぐっすり寝た朝は、欲張って朝風呂なんかも入ってスッキリな気分で出発。
宿では必ずバイクにカバーをかけるようにしている。ただし、大きいと荷物になるので登山用のシートを活用している。
![画像1: 泊まりがけならではの喜び、朝起きて即林道](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/12/01/111e8f53f499b65cfd5fbff36c2bef95cbc81852_xlarge.jpg)
でも色といい佇まいといい、なんかカッコ良くない。最近はツーリング用にハーフサイズのバイクカバーが販売されているというから、その辺りを手に入れたいな。
さて、朝8時に出発して、ものの数キロで林道に到着。出発してすぐに林道に入れるって、なんかいいよね。そう思うのは私だけか?
![画像2: 泊まりがけならではの喜び、朝起きて即林道](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/12/01/77c97b6709fb7fd1592402310bb2aeb8aca54ce8_xlarge.jpg)
入り口には特に目印も何もない。けれどもそこが保福寺林道の入り口。超マイナーな知る人ぞ知る林道である。3kmしかないショート林道だから、わざわざここを走ろうという人は少ないのだろう。
しかし、宿からすぐ、しかもフラット林道と来れば走る価値があるし、さらにいえばそこからロング林道につなげられるので、走っておいて損はない。
![画像3: 泊まりがけならではの喜び、朝起きて即林道](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/12/01/d87590a935090e7e1f7643485449770e33f7a9e1_xlarge.jpg)
3kmなんであっという間に走り抜けてしまう。見晴らしがいいわけでもないので、正直無理に走る必要はないかな。でもアフリカツインだと路面がフラットであるだけで楽しいのだ。
短かったけれど走り抜けて満足。舗装路の接続部分が泥でぬかるんでいるので、ちょっと注意が必要だ。
![画像4: 泊まりがけならではの喜び、朝起きて即林道](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/12/01/1736e9fb81a5e74945186d41d9bcd812796f1dcf_xlarge.jpg)
そこから先、舗装路を上がっていくと、迷路状になっている林道群があるという。それは気になる! しかも相当な距離があるらしい。
細い県道を登って入り口にたどり着くと……チェーンがかかっていて通行できない!
![画像5: 泊まりがけならではの喜び、朝起きて即林道](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/12/01/f7ba2179084f5c1a360d7b8176a60be15366e8a3_xlarge.jpg)
なんてこった。林道は生き物です。昨日通れても今日通れるとは限らない。この先に大林道群があったとしても、ここは潔く退散するしかない。
ラリー的にいうならば今イベント初のSS(スペシャルステージ)キャンセルだ。SSとはここではもちろん林道の事をいう。
本当ならここでさっき登ってきた県道を降りていくのだが、あえて峠を目指す。というのもこの先にある林道の状況を見たかったからだ。
その林道は蝶ヶ原林道といって、これは有名な林道だ。ただし、この道も崖崩れが起きて長いこと通行止めになっている。その状況がどんな物なのか確かめたかった。
下の写真が蝶ヶ原林道の入り口。一般車両通行止めの看板がしっかりと置いてある。
![画像6: 泊まりがけならではの喜び、朝起きて即林道](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/12/01/453c974b4ca7eef122266530d6f49c2f89d1e054_xlarge.jpg)
ところがだ、道には重機が通った跡が残されている。ということは工事が始まっているということ。つまり、近いうちに走行できるようになるかもしれない! それが来年か再来年かはわからないけれど、修理しているということは見捨てられていないということだ。
確かめにきてよかった。先の林道群は通れなかったけど、明るい未来を感じて次の林道へと進むことにした。