2021年7月に発売されたヤマハの新型車「トレーサー9 GT」。前回はサーキット試乗速報をお届けしたが、今回は本来の目的であるツーリングを見据え、高速道路巡航やワインディングでも、その走りを堪能してきたぞ!
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸

ヤマハ「トレーサー9 GT ABS」カラーバリエーション

ブルーイッシュホワイトメタリック2

マットダークグレーメタリックA

ビビッドレッドソリッドK

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    シルバー
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    マットグリーニッシュグレー
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    レッド
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    シルバー
    41
    631
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    マットグリーニッシュグレー
    29
    446
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    レッド
    30
    471

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ヤマハ「トレーサー9 GT ABS」ライディングポジション・足つき性

シート高:820-835mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

このクラスでは車格は少し小さめで取り回しは楽だが、快適さやゆとりは大型モデルと同等。シート高は2段階に切り替え可能で、写真は低い方。シートを高く設定すれば、ヒザのゆとりは一気に増える。

ヤマハ「トレーサー9 GT ABS」各部装備・ディテール解説

画像: 新設計の888ccエンジンはインジェクターの位置まで変更して、優れた燃焼効率を実現。パワーは120PSを発揮。

新設計の888ccエンジンはインジェクターの位置まで変更して、優れた燃焼効率を実現。パワーは120PSを発揮。

画像: 近年、スポーツモデルの間で標準化が進んでいるクイックシフターを標準装備。オートマ感覚でシフトチェンジが可能になる。

近年、スポーツモデルの間で標準化が進んでいるクイックシフターを標準装備。オートマ感覚でシフトチェンジが可能になる。

画像: エンジンの下部に大きなサイレンサーを設置した、ユニークなエキゾースト。出口は左右2カ所に設けられている。

エンジンの下部に大きなサイレンサーを設置した、ユニークなエキゾースト。出口は左右2カ所に設けられている。

画像: KYB製の電子制御サスペンションを標準採用。ホイールは鍛造と鋳造の長所を兼ね備えたスピンフォージド製法によるもの。

KYB製の電子制御サスペンションを標準採用。ホイールは鍛造と鋳造の長所を兼ね備えたスピンフォージド製法によるもの。

画像: ベースのMT-09よりスイングアームを長く設定して路面追従性を向上。シートレールはパニアケースの装着を考慮した新設計。

ベースのMT-09よりスイングアームを長く設定して路面追従性を向上。シートレールはパニアケースの装着を考慮した新設計。

画像: LEDのモノフォーカスヘッドライトは、まるでYZF-R1のような戦闘的なマスクを作り出す。その上にあるのはコーナリングランプ。

LEDのモノフォーカスヘッドライトは、まるでYZF-R1のような戦闘的なマスクを作り出す。その上にあるのはコーナリングランプ。

画像: 好みに応じて5mm刻みで10段階の高さ調整ができるスクリーンは、中央のつまみを操作するだけで、工具不要で調整が可能。

好みに応じて5mm刻みで10段階の高さ調整ができるスクリーンは、中央のつまみを操作するだけで、工具不要で調整が可能。

画像: MT-09にも使用する3.5インチカラーTFTモニターを左右に装備する、ユニークなデザイン。左側は車速、右は車両情報を表示する。

MT-09にも使用する3.5インチカラーTFTモニターを左右に装備する、ユニークなデザイン。左側は車速、右は車両情報を表示する。

画像: IMUを装備して、トラクションコントロール、ウイリーコントロール、スライドコントロール、ブレーキコントロールなどを搭載。

IMUを装備して、トラクションコントロール、ウイリーコントロール、スライドコントロール、ブレーキコントロールなどを搭載。

画像: バックスキン風の滑りにくい表皮を使ったシートは、ダブルステッチを施した高級感ある仕上がり。GTの名にふさわしい装備だ。

バックスキン風の滑りにくい表皮を使ったシートは、ダブルステッチを施した高級感ある仕上がり。GTの名にふさわしい装備だ。

画像: タンデムシートを外すと、容量は少ないが収納スペースも用意されている。工具やETC車載器程度は収納可能だ。

タンデムシートを外すと、容量は少ないが収納スペースも用意されている。工具やETC車載器程度は収納可能だ。

画像: テールランプは横長のLED。ウインカーはベースとなったMT-09と同じく、前後ともスリムな形状のLEDを採用する。

テールランプは横長のLED。ウインカーはベースとなったMT-09と同じく、前後ともスリムな形状のLEDを採用する。

画像: 試乗時は50L容量のものを装着したが、オプションでひとまわり小さな39L容量のトップケースも用意(税込2万5300円)。

試乗時は50L容量のものを装着したが、オプションでひとまわり小さな39L容量のトップケースも用意(税込2万5300円)。

画像: 【公式動画】TRACER9 GT 開発者インタビュー ヤマハ発動機 www.youtube.com

【公式動画】TRACER9 GT 開発者インタビュー ヤマハ発動機

www.youtube.com

ヤマハ「トレーサー9 GT ABS」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2175×885×1430mm
ホイールベース1500mm
最低地上高135mm
シート高820-835mm
車両重量220kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量888cc
ボア×ストローク78.0×62.0mm
圧縮比11.5
最高出力88kW(120PS)/10000rpm
最大トルク93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量18L
変速機形式6速リターン
キャスター角25°00′
トレール量108mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・180/55ZR17
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格145万2000円(消費税10%込)

文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸

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