ヘルメットの内装は汗や皮脂により劣化をする。使用後に洗濯することで、清潔かつ長持ちさせることが可能だが、とくに夏場は頻度も増え面倒だ。いま注目を集めているヘルメットドライヤーをテストしてみたぞ!
文:太田安治/写真:関野 温/モデル:平嶋夏海

Dr.Dry「ヘルメットドライヤー」をテスト&レポート

画像: Dr.Dry/ヘルメットドライヤー 税込価格:27,500円 本体サイズ:284×130×高さ84mm・重量:約300g

Dr.Dry/ヘルメットドライヤー

税込価格:27,500円
本体サイズ:284×130×高さ84mm・重量:約300g

ヘルメット内部を乾燥&滅菌

ヘルメットの内装は髪や額、頬などの地肌に直接触れるもの。被っているだけでパッド表皮に皮脂汚れが付着し、汗を吸ったり雨の中を走ればパッドのスポンジが湿気を吸う。特に気温の高い時期は細菌が繁殖しやすく、嫌な臭いの原因にもなる。

僕は4〜5回被ったら洗濯機で洗うが、内装を外す→洗濯→干す→組む、という流れは正直言って面倒。そこで注目したのがヘルメット用ドライヤー。布団乾燥機と同じように送風によって湿気を取るアイテムだ。

使用方法はヘルメットドライヤーの上にヘルメットを載せてシールドを開き、温風/熱風を選んでからタイマースイッチを入れるだけ。温風モードではヘルメット内部温度が約50℃になり、短時間で乾燥させられる。最高75℃の温度リミッターがあるので内部が過熱して緩衝材の発泡スチロールやスポンジを劣化させることがなく、4個の紫外線LEDランプを点ければ滅菌作用も発揮する。

汗でじっとり湿ったヘルメットを温風設定にしたドライヤーに載せたところ、30分後にはほぼサラサラになった。ドライヤーだけにそれなりの騒音は出るが、帰宅してすぐに30分タイマーをセットするような使い方なら気にならないはずだ。

手袋乾燥用アタッチメントもオプション設定されているから、ヘルメットとグローブを常に気持ちよく着けたいライダーには強く推奨する。


画像: フルフェイスでもオープンフェイスでも使用可能。ベンチレーションホール内の水分もよく乾く。ファンの横で青白く光っているのが紫外線LED。

フルフェイスでもオープンフェイスでも使用可能。ベンチレーションホール内の水分もよく乾く。ファンの横で青白く光っているのが紫外線LED。

画像: タイマーは最大90分まで10分単位で設定可能。「STER」は滅菌用紫外線LEDのオン/オフ。「HOT」ボタンで温風と常温風の切り替えができる。

タイマーは最大90分まで10分単位で設定可能。「STER」は滅菌用紫外線LEDのオン/オフ。「HOT」ボタンで温風と常温風の切り替えができる。

別売のグローブ用アタッチメント(税込:3,960円)を装着することで、グローブ左右ひと組を同時に乾かせる。※写真はアタッチメント形状が判るように  片側だけをかぶせた状態です。

画像: Dr.Dry「ヘルメットドライヤー」をテスト|じっとり湿ったヘルメットの内装が30分でサラサラに!?

テスター太田安治の欲張りリクエスト

機能と使い勝手には不満なし。より径が大きく回転数が低いファンを使えば静かになるはずだが、寸法的に難しい? グローブ用と同様にシューズ用アタッチメントがあると体の末端装備すべて快適になりそう。

文:太田安治/写真:関野 温/モデル:平嶋夏海

画像: 【動画】Dr. Dry ドクタードライ ヘルメットドライヤー www.youtube.com

【動画】Dr. Dry ドクタードライ ヘルメットドライヤー

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