250ccクラスでこの数年の販売台数トップに君臨しているレブル250。そのスタイルをそのままに並列2気筒1082ccエンジンを搭載したレブル1100がこの春登場した。先行して発売されたDual Clutch Transmission搭載モデルを伊藤さんがインプレ。ご本人はミッション仕様の方に興味があったみたいですが…。
語り:伊藤真一/まとめ:宮﨑健太郎/写真:松川 忍/モデル:大関さおり

伊藤真一の注目ポイント①
エンジンの重さが、レブル1100のハンドリングの良さを引き出す!

画像3: ホンダ「レブル1100 DCT」インプレ|DCTの性能や電子制御装備の感触を分かりやすく解説【伊藤真一のロングラン研究所】

「レブル1100は車体が倒れ込むときのフィーリングがとても良いですね。最初250、500よりキャスターが寝ているのかな? と思いましたが、調べてみたらキャスター28度、トレール110mmの数値は一緒でした。1100は250や500よりホイールベースが長く、エンジンが重くなっていますが、それが250、500とのハンドリングの違いを生み出しているのだと思います。1100の倒れ込みの早さは、フロントの旋回の良さにつながっています」

伊藤真一の注目ポイント②
DCTとクルーズコントロールの組み合わせは、最高!

DCTとクルーズコントロールの組み合わせは、最高ですね! ひとつ注文をつけるなら、シフトのアップ・ダウン操作がちょっとやり辛い気がしました。まぁ、慣れの問題だと思いますが…。

ホンダ「レブル1100 DCT」足つき性・ライディングポジション

シート高:745mm
ライダーの身長:179cm/パッセンジャーの身長:173cm

背の高い人は、ちょっと窮屈に感じるかも?

「レブル250、500 でも感じたことですが、自分の体格でもハンドルはちょっと遠いな、と思います。ステップはもうちょっと前にあるほうが、窮屈じゃなくて良いかな、という感じです」と伊藤さんはコメント。

なお2人乗りについて大関さんは、足が窮屈とのこと。ライダー、タンデムライダーともに高身長の人には、ちょっと窮屈なのかも? またライダーとの距離が近いことも指摘してましたが、ライダー、タンデムライダーがカップルだったらアリ!と大関さんはおっしゃっていました。

ホンダ「レブル1100 DCT」各部装備・ディテール解説

LEDを4つ配置した、個性的なデザインのヘッドライト。なお灯火類はすべて、LEDを採用。

視認性に優れた反転液晶メーター。ライディングモードや外気温、燃料の量などを表示する。

DCTモデルはシフトペダルがないため、左側フートレストまわりはスッキリとした印象。

大型車らしい、心地良い重低音を奏でるようにチューニングされたエキゾーストシステム。

50.8mm径のスイングアームを採用。前後サスペンションには、プリロードアジャスターを装備している。

ハンドル左側には、パーキングブレーキレバーやシフトアップ&ダウンスイッチなどを配置する。

ホンダ「レブル1100 DCT」主なスペックと価格

全長×全幅×全高2240×830×1115mm
ホイールベース1520mm
最低地上高120mm
シート高700mm
車両重量233kg
エンジン形式水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒
総排気量1082cc
ボア×ストローク92×81.4mm
圧縮比10.1
最高出力64kW(87PS)/7000rpm
最大トルク98N・m(10.0kgf・m)/4750rpm
燃料タンク容量13L
変速機形式6速DCT
キャスター角28゜
トレール量110mm
タイヤサイズ(前・後)130/70B 18M/C・180/65B 16M/C
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格121万円(消費税10%込)

語り:伊藤真一/まとめ:宮﨑健太郎/写真:松川 忍/モデル:大関さおり

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