ネオレトロスタイルと現代的スポーティさを融合
20世紀初頭にアメリカで産声をあげ、大排気量・高性能・高品質なオートバイメーカーとして世界にその名を知られたインディアン。現在はチーフ、スカウトといった往年の名車の名を冠した、最新技術と伝統のスタイルをミックスした豪華な大型クルーザーなどを生産。ポラリスジャパンの手によって日本でも販売されている。
![画像1: ネオレトロスタイルと現代的スポーティさを融合](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/027da92bc4fe9554b5a07e427f57b4fcb8908329_xlarge.jpg)
そんなインディアンの現在のラインナップはクルーザーだけではない。スポーティさを追求したVツイン・ネイキッドスポーツとして、2019年に誕生したのがFTRシリーズだ。
![画像2: ネオレトロスタイルと現代的スポーティさを融合](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/cfe394ff9c737c9d22114311fa93a68381b225b9_xlarge.jpg)
現代的で強力な1203cc水冷Vツインエンジンを、スチール製トレリスフレームに搭載。スタイリングは、インディアンが近年走らせたワークスダートトラレーサー・FTR750のスリムでレーシーなイメージに、インディアンらしいクラシカルなディテールを融合させたネオレトロスタイル。豪快なスポーティさと個性的なスタイルにの組み合わせによって、インディアンの新しい魅力をアピールした。
![画像3: ネオレトロスタイルと現代的スポーティさを融合](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/b10d02ddbefd0c71f395f938703ab5e2e5dc5fd9_xlarge.jpg)
そしてFTRは瞬く間に注目を集める人気モデルとなっていく。そんな中でインディアンは2021年1月26日、FTRの2022年北米向けモデルを発表した。
2022年の新型FTR、進化したポイントは?
![画像1: 2022年の新型FTR、進化したポイントは?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/3bfb2f128effab1da8dca809a714dd457fc17014_xlarge.jpg)
新型FTRシリーズの改良ポイントは多岐にわたっている。水冷Vツインエンジンは、最高出力120馬力と最大トルク12kgf-mという力強いスペックを備えながら、よりスムーズでコントローラブルな洗練されたフィーリングを実現。また、アイドリング状態でエンジンからの熱を抑えるるため、シリンダー休止機能も採用された。
![画像2: 2022年の新型FTR、進化したポイントは?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/2033e520584aed8ea9569a52bf8e25b530063aac_xlarge.jpg)
このパワーを支える足回りも大きく進化。F19インチ・R18インチだったホイールサイズが前後とも17インチ化され(FTRラリーを除く)、鋳造アルミニウムホイールを採用。装着されるタイヤはメッツラー・スポルテックだ。これをトラベル量120mmを確保し、ストリート向けにセッティングされた前後サスペンションと組み合わせ、従来より軽快で正確なハンドリングを得ている。
![画像3: 2022年の新型FTR、進化したポイントは?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/a5445491c8be8930248de53f5f9b8a93fc75163c_xlarge.jpg)
FTR S/Rカーボンに採用されている、視認性の高い4.3インチ・タッチスクリーンメーターパネルをはじめ、高度なライドモードやABS、クルーズコントロールなど、評価の高かった装備は従来モデルから受け継がれている。
スタンダードな「FTR」
![画像: ブラックスモーク](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/9e9a04a1fd238f29239a15d1c916d39c147201c6_xlarge.jpg)
ブラックスモーク
![画像1: スタンダードな「FTR」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/d9d9d849fc7c6829908fe8e7de8b60900f6e15d7_xlarge.jpg)
![画像2: スタンダードな「FTR」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/a0b60418db3c234dd293fbae369e3c060d1bc8b0_xlarge.jpg)
スタンダードな「FTR」は、アナログメーターを装備する。ホイールの赤いピンストライプ、タンク全体の赤いインディアンモーターサイクル・スクリプトのブランドロゴ、赤いリアショックスプリングなど、全体に赤いアクセントが施されたブラックスモークカラーを採用。
上級モデルの「FTR S」
![画像: マルーンメタリック](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/bc2081e7ae84d01c98f6f2fd3d276c2df0eeea67_xlarge.jpg)
マルーンメタリック
![画像: ホワイトスモーク](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/99f6c3cf30c009ec47f09ea8f5407e6d598a7842_xlarge.jpg)
ホワイトスモーク
![画像1: 上級モデルの「FTR S」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/1a14e38716b0c49bbf74f7159f05b847ba269c59_xlarge.jpg)
![画像2: 上級モデルの「FTR S」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/565d0c7a0afe3ef045c3cc04308291b0e9c6f3eb_xlarge.jpg)
上級モデルの「FTR S」は、マルーンメタリックとホワイトスモークの2色のカラーを設定。タッチスクリーン・メーターや、3つのライドモード、ウィリーコントロール、スタビリティコントロール、トラクションコントロール、コーナリングABSを標準装備。
![画像3: 上級モデルの「FTR S」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/251e35a0ef78046fe79bcc0da8a74d705e150a71_xlarge.jpg)
スタンダードなFTRとはマフラーが異なり、特徴的な右側2本出しレイアウトはそのままだが、レーシーなイメージを強調するアクラポビッチ製に変更されている。
プレミアムモデル「FTR Rカーボン」
![画像1: プレミアムモデル「FTR Rカーボン」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/ce57113e658cbcbb676ccc7019252a7f0511423f_xlarge.jpg)
![画像2: プレミアムモデル「FTR Rカーボン」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/ae26f678f48a31e591d16d71ace3356b48093e24_xlarge.jpg)
![画像3: プレミアムモデル「FTR Rカーボン」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/8bea5a77c38de46966ed849ad8dbb02824fc805e_xlarge.jpg)
最上級プレミアモデルが「FTR Rカーボン」。 FTR Sをベースに、タンクカバー、フロントフェンダーとヘッドライトナセルをカーボン化。
![画像4: プレミアムモデル「FTR Rカーボン」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/626b9c9ec61e21a9cf163ef8f6de19c5e90bf3ba_xlarge.jpg)
さらにオーリンズ製のアジャスタブルタイプの前後サスペンション、ブラック仕上げのアクラポビッチ製マフラー、プレミアムシートカバーを装着することによって、シリーズの中でも際立ったスポーティさと高級感を感じさせる仕上がりだ。
スクランブラーバージョン「FTRラリー」
![画像1: スクランブラーバージョン「FTRラリー」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/dfb085817098a6764c6a24f163dd31f5bf3bf3ac_xlarge.jpg)
![画像2: スクランブラーバージョン「FTRラリー」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/82ed8d9ac05dcba6c9abe5b8e12f8ffe2ec17d08_xlarge.jpg)
![画像3: スクランブラーバージョン「FTRラリー」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/27/905a22df8c3af5e0d2ba11a1ebfa137aa8495b9f_xlarge.jpg)
「FTRラリー」は、F19インチ・R18インチのワイヤースポークホイールとオフロード向けタイヤを装着したスクランブラー風スタイルが特徴。ハンドルもプロテーパーハンドルバーを採用し、他のモデルよりも2インチ高いリラックスしたポジション設定を与えられている。
日本への導入時期に関して
これら2022年新型FTRシリーズに関する現時点での情報は、全て北米向けモデルに関するもの。日本向けモデルの詳細、導入時期、価格等は現時点では未定とされている。
まとめ:小松信夫