【中編からの続きです】
超スポーティなスタイルなのにツーリングが得意分野
![画像1: 超スポーティなスタイルなのにツーリングが得意分野](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783527/rc/2021/01/16/0c2e1af26df448bc7bfe0c1849d234652390a6a9.jpg)
見た目は超エッジの効いたスポーツスタイル。だけど運転はイージーで乗り手を選ばない。
CBR400Rはサーキットでコンマ1秒を削るような楽しみ方にはあまり向いていませんけど、その逆にツーリングでは快適そのもの。
扱いやすさに特化することで、結果的に旅バイクとしても優秀になっているんです。
少なくとも、いま人気の『フルカウルスポーツ』スタイルで、排気量400cc以下の普通二輪免許枠に限って言うなら、CBR400Rこそが最もツーリングが得意なバイクっていうことになると思う。
![画像2: 超スポーティなスタイルなのにツーリングが得意分野](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783527/rc/2021/01/16/4b84d713cdc173124a48f7480b0b1e891ec6f594.jpg)
長距離、長時間を走るツーリングで大事なのは何よりも『疲れないこと』に他なりません。
だけどフルカウルスポーツっていうジャンルは総じてスポーツ性を高めるために、快適性が犠牲になりがち。
ところが【前編】や【中編】でお伝えしている通り、CBR400Rは『速く走ること』を最重要視していない、ちょっと珍しい存在です。
![画像3: 超スポーティなスタイルなのにツーリングが得意分野](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783527/rc/2021/01/16/ef0c5dea0c6d6c411b7f4fe2bc0db57ed3474947.jpg)
低速~中速域が力強い特性のエンジンは、旅先の小径でもゆっくりと走れるし、ストップ&ゴーが続いても苦しくない。スロットルを開けても急に加速しない扱いやすいパワー特性は気疲れもしません。
そして乗り心地も柔らかく快適。シート高だって実は785mmと低めなので、足つきもいい。
これらはすべて、本格的なスポーツバイクにとっては苦手分野ばかりなのですが、CBR400Rだけはそれに当てはまらないんです。
![画像4: 超スポーティなスタイルなのにツーリングが得意分野](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783527/rc/2021/01/16/3551748887708149b2136f29db5a8e7d3ee0b14f.jpg)
だけど車体は400ccスポーツバイクとしてコンパクト。加えて車重も192kgと軽いので、取り回しに苦労することもありません。
CBR400Rは見た目こそフルカウルスポーツですが、実際のことろツーリング特化型のバイク並みに『疲れない』要素が満載なんです。
そして疲れないから、旅先の風情を楽しむ心の余裕が持てる。
この『気持ち的な余裕があること』って、旅ではかなり重要!
走っていても『景色を楽しむ気持ちのゆとり』が消えない
![画像1: 走っていても『景色を楽しむ気持ちのゆとり』が消えない](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783527/rc/2021/01/16/e4260acd4bd617bb7dfaaf8a6e1f044fe660d12a.jpg)
ちなみにこれは、ワインディングを走っている時でも同じことが言えます。
とにかく走りに緊張しないから、雄大な自然の中を走っている時は、そのスーパースポーツ的なスタイリングのことを忘れてしまいそうになるほど。
もちろんハンドルはセパレートで乗車姿勢は軽く前傾姿勢ですけど、それを除けば純粋なツーリングバイクに匹敵すると言ってもいいかもしれません。
![画像2: 走っていても『景色を楽しむ気持ちのゆとり』が消えない](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783527/rc/2021/01/16/a1cb0455b9d8c7a6b104b6e6b6906e3e0a5eed6b.jpg)
フルカウルスポーツのスタイルが好き! だけどメインはツーリングで楽しみたい。
そういうライダーには、CBR400Rってかなりオススメしたいバイクでもあるんです。
CBR400Rなら無理せず『スポーツスタイル』を楽しめる
![画像1: CBR400Rなら無理せず『スポーツスタイル』を楽しめる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783527/rc/2021/01/16/eea896dfdc54fe9d225d2a151bec84a687341de1.jpg)
バイクはスポーティなスタイルのフルカウルが好き!
だけど、運転しにくいのは嫌だし、疲れるバイクじゃないほうがいい。
そういうライダーにとって、CBR400Rはひとつの理想。救世主です。
『フルカウルスポーツ=速いバイク』でなければいけない。
その固定観念を捨てることで、CBR400Rは他のフルカウルスポーツとは違うスタンスを手に入れました。
![画像2: CBR400Rなら無理せず『スポーツスタイル』を楽しめる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783527/rc/2021/01/16/b7d68c5eb493003fec89a0a38f6e9c37f5748153.jpg)
スペック上のパワーや最高速だけが、すべてじゃない。
フルカウルスポーツというジャンルにおいても、バイクとしての原点的な楽しさに軸足を置いているのがCBR400Rというバイクです。
正直なところ、こういうアプローチのバイクを待っていた人も多いんじゃないでしょうか?
何かを我慢することなく、フルカウルスポーツのカッコ良さを堪能したい。ツーリングだって思いっきり楽しみたい。
そういうライダーにとって、CBR400Rは最高のパートナーになってくれると思います!
【文/北岡博樹】