注目のミドルSS・RS660をベースにしたネイキッドモデル登場
2021年1月8日、アプリリアが世界初公開のニューモデル「トゥオーノ660」をWebサイト上で発表した。
![画像1: 注目のミドルSS・RS660をベースにしたネイキッドモデル登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/08/7d1015e9e3c2f6415ac4e035bac41abc81925eeb_xlarge.jpg)
![画像2: 注目のミドルSS・RS660をベースにしたネイキッドモデル登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/08/ac4294a4c238ae4f29ff89dc8681b60c98736cb5_xlarge.jpg)
![画像3: 注目のミドルSS・RS660をベースにしたネイキッドモデル登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/08/b7df60e5875f6527bfbf3a6b6376fb82ab0b5f33_xlarge.jpg)
2002年に大排気量Vツインエンジンを搭載したスーパースポーツ・RSVミレをベースに、ストリートファイター風デザインを取り入れた斬新なネイキッドモデルとしてアプリリアがリリースしたトゥオーノ1000をルーツとするトゥオーノシリーズ。
現行モデルではV4エンジン搭載の最新スーパースポーツであるRSV4をベースにしたトゥオーノV4へと進化している。最新スーパースポーツのスペックを持つ斬新なネイキッドという、トゥオーノの魅力的なコンセプトとキャラクターを、より多くのライダーに向けてミドルクラスに持ち込んだモデルが新しいトゥオーノ660ということになる。
![画像4: 注目のミドルSS・RS660をベースにしたネイキッドモデル登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/08/ee27ff575f5fdeca40114c6e891198f13e12ff67_xlarge.jpg)
トゥオーノ660のメカニズムのベースとなっているのは、2020年秋に発売され話題を呼んだ新開発のミドルスーパースポーツ・RS660だ。アルミフレームとスイングアームを中核とする、軽量コンパクトで扱いやすい車体の基本骨格や、アジャスタブルなKYB製の前後サスペンションはRS660と共通点が多い。しかしサスセッティングやフォークオフセットなどをトゥオーノ専用に見直すことで、ネイキッドらしいハンドリングのキャラクターを実現している。
![画像5: 注目のミドルSS・RS660をベースにしたネイキッドモデル登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/08/29aaee9642f0874c2b574fe66f423712783c760b_xlarge.jpg)
スタイリングは、最新技術を取り入れたダブルフェアリングといったスーパースポーツ風味を残しながら、軽快でアグレッシブな雰囲気に仕立て直された。
![画像6: 注目のミドルSS・RS660をベースにしたネイキッドモデル登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/08/53540cd96c5fc271beb16e82795719b7ed1517ac_xlarge.jpg)
さらにバーハンドル化などでライディングポジションもアップライトなものとなり、ストリートライディング向けの自然で快適な乗り心地も備えている。
![画像7: 注目のミドルSS・RS660をベースにしたネイキッドモデル登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/08/5796b651fa20d1860ad3eeef4444dd9ac5745bdc_xlarge.jpg)
660cc水冷並列2気筒エンジンもRS660譲り。RSV4用水冷V4エンジンの片バンクそのままというべき本格的なメカニズム、トラクション性能を向上させ力強いフィーリングも生む270度クランクの採用、クランクケースに直接スイングアームピポットを設ける構造など、あらゆる部分に贅沢な造りを取り入れた設計。最高出力100HPを発揮し、軽量な車体を豪快に加速させる。
![画像8: 注目のミドルSS・RS660をベースにしたネイキッドモデル登場](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/08/cfd2cb00e52dfbb590e20b923307fe79cc17ed5e_xlarge.jpg)
もちろん最新スポーツモデルには不可欠の電子制御デバイスも充実している。
ライドバイワイヤと電子制御スロットルをフルに活かして、マルチレベルトラクションコントロール、ウィリーコントロール、クルーズコントロール、エンジンブレーキ、エンジンマップ、ABSシステムを統合してコントロールする最新スペックのAPRC電子制御システムを搭載。機能的なカラーTFTメーターを通じてこれら全ての電子制御システムを管理できる。ライディングモードはストリート用3種、サーキット用2種を選択可能で、好みに応じてカスタマイズも可能だ。
![画像: コンセプトブラック](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/08/67289f42d14945a6db8e83139f02e15a87837c62_xlarge.jpg)
コンセプトブラック
![画像: イリジウムグレー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/08/f9789ba817163c6dd47aaec4866412d45a948bf0_xlarge.jpg)
イリジウムグレー
![画像: アシッドゴールド](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/01/08/9f197b4bb81854f66703b53ba015e4e816f86dcc_xlarge.jpg)
アシッドゴールド
カラーリングはレーシーなグラフィックを組み合わせたコンセプトブラック、イリジウムグレーと、RS660にも採用された印象的な新色のアシッドゴールドという3色が用意されている。
なお、現時点ではトゥオーノ660の日本仕様についてのアナウンスはなされていない。しかしベースモデルであるRS660が国内発売されることを考えると、近いうちにトゥオーノ660も日本へ導入されると思われる。国内での発売が待ち遠しくなる、今年注目の1台だろう。
まとめ:小松信夫