デイトナが2種類のバイク用ドライブレコーダーの販売を開始した。どちらもフロント&リアの2カメラ仕様だが、一方はGPS搭載、もう一方はバッテリーを内蔵しており、使い方によって選択ができる。それぞれの特徴を詳しく紹介する。
文:太田安治/モデル:大関さおり/写真:南 孝幸

高画質映像と詳細な走行記録をスマホ&PCで確認可能!

画像: GPSデータも記録する多機能タイプ Mio バイク用ドライブレコーダー MiVue M760D 税込価格:3万2780円

GPSデータも記録する多機能タイプ

Mio バイク用ドライブレコーダー MiVue M760D

税込価格:3万2780円

画像: バッテリー内蔵でアクションカメラとしても使える! Mio バイク用ドライブレコーダー MiVue M777D 税込価格:2万8380円

バッテリー内蔵でアクションカメラとしても使える!

Mio バイク用ドライブレコーダー MiVue M777D

税込価格:2万8380円

2020年6月30日から妨害運転罪(あおり運転)が厳罰化されたが、被害に遭ったことを証明する有効な手段が動画の記録。自動車用としては車両の前後に加えて室内まで撮影できる1ユニットタイプが注目されているが、オートバイ用なら前後独立の2カメラタイプが使いやすい。

デイトナから新たに発売される2種類のドラレコはどちらも前後2つのカメラを備えているが、「M760D」はGPS受信機能を搭載して日時、経路を含めた位置、速度、加減速やコーナリング状態まで記録できる多機能タイプ。「M777D」はレコーダーとバッテリー内蔵のフロントカメラを採用し、アクションカメラ的に使えることを特徴とする。

M760Dはメインスイッチ連動の電源に接続し、レコーダーをシート下あたりに、GPSアンテナ兼コントロールスイッチをハンドル回りに固定。前後カメラの固定と配線の引き回しを含めると取り付けには相応の手間が掛かる。M777DはGPSアンテナがなく、スイッチもフロントカメラ部に一体化されているので取り付け作業工程は減るが、電源取り出しと前後カメラの配線が必要だから誰でも簡単に装着できるというものではない。

今回はライコランド柏店で取り付けてもらったが、初めての製品+フルカウル車なので固定位置や配線の引き回しを慎重に検討し、スマホとの接続、設定までを含めて一台あたり約2時間の作業だった。

取り付け費はM760D(装着車両ニンジャ1000)が17600円、M777D(装着車両CBR650R)が15400円。ただし車種や取り付け方のリクエストによって価格は変わるから作業前に店舗スタッフに確認のこと。

いったん取り付け/設定が済めば、メインスイッチに連動して自動的に録画を開始/停止。最大録画時間はM760Dに付属する32GBのマイクロSDカードで約1時間30分、128GBのカードを使えば約6時間になる。

画像: M760Dのフロントカメラ映像。撮影時は日差しがまぶしい夕暮れ時だったが、ハレーションも起こさず鮮明な映像が撮れている。

M760Dのフロントカメラ映像。撮影時は日差しがまぶしい夕暮れ時だったが、ハレーションも起こさず鮮明な映像が撮れている。

画像: M777Dのフロントカメラ映像。ヘルメットに付けておけば視線の動きに合ったリアルな映像になる。

M777Dのフロントカメラ映像。ヘルメットに付けておけば視線の動きに合ったリアルな映像になる。

M777Dに付属するカードは16GBで、前後同時録画だと約1時間20分〜1時間40分。フロントカメラのみなら約2時間30分〜約4時間10分。M777Dは256GBのカードに対応しているから、最長では前後同時録画で約25時間40分、フロントのみなら約64時間も記録可能。両製品とも標準設定の場合、容量が一杯になると古いほうから上書きされる。

前後カメラとも定評のあるソニー製センサーを採用し、夜間や逆光時でも映像は鮮明で、画角もちょうどいい。専用アプリでスマホとWi-Fi接続すれば、映像のリアルタイム確認、録画映像の保存、録画設定の変更が簡単で、PC用ソフトを使うと大画面モニターで映像確認、前後カメラ映像の同時再生、録画ファイルの整理も行える。M760Dなら、前後カメラ映像の同時再生、グーグルマップ連携の位置/経路情報、加減速状態なども見やすく表示される。

万が一の事故、事件の状況を克明に記録して細かく分析したいならGPS付きのM760D、ツーリング映像を動画としてアップするなら車体からの電源供給なしでも撮影できるM777Dがお勧め。スマホ・PC連携で使いやすいうえ、映像を分析しながら楽しめることが魅力だ。

画像: 両製品に共通しているのはカメラ性能の高さ。後続車のライトがあってもノイズや白トビが少なく、ナンバープレートの文字までしっかり読み取れる。

両製品に共通しているのはカメラ性能の高さ。後続車のライトがあってもノイズや白トビが少なく、ナンバープレートの文字までしっかり読み取れる。

画像: スマホとWi-Fi接続すれば撮影状態をリアルタイムで確認できる。カメラの取り付け位置や角度を決める際にも便利だ。

スマホとWi-Fi接続すれば撮影状態をリアルタイムで確認できる。カメラの取り付け位置や角度を決める際にも便利だ。

専用アプリを使うとスマホでの動画再生のほか、各種設定も画面上で行える。写真はM760Dの設定画面。

文:太田安治/モデル:大関さおり/写真:南 孝幸

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