文:太田安治/モデル:平嶋夏海/写真:南 孝幸
フルセットで税別2万円切りの電熱グローブが誕生!
![画像: ROM ゼロスグラブ ヒート 税込価格:2万1780円 サイズ:S、M、L、LL カラー:ブラック グローブ本体にバッテリーと充電器が同梱されているオールインワン仕様。別売品を買わなくてもすぐに使える。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/11/30/7a306ec09fd561d7ad9d28da5ea59d61cc393c5d_xlarge.jpg)
ROM ゼロスグラブ ヒート
税込価格:2万1780円
サイズ:S、M、L、LL
カラー:ブラック
グローブ本体にバッテリーと充電器が同梱されているオールインワン仕様。別売品を買わなくてもすぐに使える。
レッドバロンは全国に300店舗以上を展開し、新車/中古車の販売、修理、買い取りのほか、「ROM」ブランドを冠した同社オリジナルのオートバイ用品も販売している。新製品のゼロスグラブ ヒートはポータブルバッテリーを使った電熱システムを採用し、厳しい寒さにも対応できるウインターグローブだ。
甲側に防風・耐水性に優れたデュポン社の中綿、掌側に保温性の高い3M社のシンサレートを配し、裏地には肌触りの良いベンベルグを採用。CE規格プロテクターも装備し、快適な着け心地と安全性を両立している。試用して感心したのが操作性の良さ。電熱グローブは発熱体を内蔵しているため指と甲部分が硬く、ゴワついた感じになりがちだが、この製品は通常のウインターグローブよりもストレスのない着け心地で、レバー/スイッチの操作性も上々だ。
電熱システムは7.4V 2200mAhの専用バッテリーと高効率ヒーターの採用によって加温の立ち上がりが早く、スイッチを入れて10秒ほどで暖まる。暖かさは3段階に調整でき、連続使用時間は強で約2時間、中で約3時間、弱で約4時間とのことなので通勤通学には充分。オプションのバッテリーを用意すればツーリングユースにも対応可能だ。
すぐに使えるオールインワンセットで税別2万円以下の価格だから、気軽に電熱の威力を試してほしい。
![画像: 温度は3段階に切り替えられる。「温かい」ではなく、「冷たくない」程度に調整することが電池を長持ちさせるポイントだ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/11/30/e29afc7dd0b7722eca5a12e9640ba6aabea938ee_xlarge.jpg)
温度は3段階に切り替えられる。「温かい」ではなく、「冷たくない」程度に調整することが電池を長持ちさせるポイントだ。
![画像: 充分な発熱量を得るため、7.4Vの専用バッテリーをカフ下側のポケットにセット。ライディング中の違和感はなく、重さも感じなかった。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/11/30/287ca35f7a68e7a2987cadd6671bdc30a864257c_xlarge.jpg)
充分な発熱量を得るため、7.4Vの専用バッテリーをカフ下側のポケットにセット。ライディング中の違和感はなく、重さも感じなかった。
![画像: 独自のカッティングと製法により、ハンドルグリップがしっかり握れてレバー/スイッチの操作性も良く、人差し指でスマホ画面の操作も可能。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/11/30/c263887ae1f95efe9923e39b4ae52762191d6436_xlarge.jpg)
独自のカッティングと製法により、ハンドルグリップがしっかり握れてレバー/スイッチの操作性も良く、人差し指でスマホ画面の操作も可能。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
寒い時期の実用装備として隙のない仕上がり。装着時の快適性と使用時間を考えるとバッテリーサイズ/重量も妥当なところ。カラーがブラックだけというのが寂しいが、低価格化実現のためなら納得できる。