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「まんが情報誌 ぱふ」1984年11月号(1984年・雑草社)

画像1: 「まんが情報誌 ぱふ」1984年11月号(1984年・雑草社)

「まんが情報誌 ぱふ」は、たまに新刊情報見たくて読んでたなぁ(2011年に廃刊してたとは知らなかった!)。ここで紹介する1984年11月号は「特集 バイクまんが」! 時代はまさにバイクブームど真ん中…その影響はマニアックな漫画情報誌である「ぱふ」にまで及んでいたのですよ。

気になる中身を見ると、トップを飾ってるのは当時バイク漫画を描いてる注目の若手(!)、「ペリカンロード」五十嵐浩一さんと「バリバリ伝説」しげの秀一さんの対談「バイクにこだわらずに描いていきたい」。漫画を描くようになったきっかけとか、バイクの作画といった真面目な漫画の話から、実は五十嵐さんがバイクには乗ってない(スクーターだけ)とか、しげのさんがVT250Fで講談社の階段を登ろうとして、ドレンを引っ掛けてオイルをぶちまけた話(撮影のためスタジオに入れようとした結果…)とか、かなりぶっちゃけたエピソードまで出てきます。

画像2: 「まんが情報誌 ぱふ」1984年11月号(1984年・雑草社)

御厨さと美さん、新谷かおるさんへのインタビューもあって、これも短いけど面白かった。あと「バイクを愛するまんが家さんたちより」というコーナーでは、たがみよしひささん、吉田聡さんといった面々がアンケートに回答。その中には、RIDEでお馴染みの東本昌平さんも! あと、当時の少年キング編集長・戸田利吉郎さんによる一文「バイク漫画ーこの光り輝くもの」は、バイク漫画の草創期のことにも触れていてなかなか興味深かったり。

「バイクまんが紹介」のページでは、「バリバリ伝説」「750ライダー」「湘南爆走族」といったメジャー作品からはじまって、貞本義行さんの今や幻の作品「18Rの鷹」とか、少女漫画まで当時のバイク漫画を幅広くカバー。知らない作品がいくつもあって、読んでみたいけど単行本になってないのも多そう…。

ちなみにあの藤島康介さんが、この頃「ぱふ」の編集に関わっていたんだとか。この号の編集後記に、「二輪免許を取るために教習所に行ってる」と書いている「南田」さんが、若き日の藤島さんのようで。「誰か、250ぐらいのバイク安く売って…」なんて書いてるくらいだから、この時バイクが楽しくて仕方なかったんだろうなぁ。だからこんな企画出したんだろうなぁ、ナルホド、納得。

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