日本から世界への提案を行うモデル

ホンダは2020年3月27日に「Hondaバーチャルモーターサイクルショー」WEBサイトを開設。そこで大阪/東京のモーターサイクルショーに出展を予定していたコンセプトモデル「CB-Fコンセプト」を世界初公開し、ファンの注目を浴びた。

1959年のCB92をルーツとするスポーツバイク“CB”の歴史を振り返る。CBをCBたらしめ、シリーズを盤石化したCB750F/900Fに敬意を込める。CB-F自体は日本=ホンダ発でありながら、ヨーロッパ市場の席捲を狙い、かつ同時にアメリカのAMAスーパーバイクでも大活躍(’82年フレディ・スペンサーのデイトナ100優勝はそのひとつ)した「グローバルモデル」だと捉える。

そのCB750F/900Fと同様に、日本発・グローバル提案を行うのがこの車両だというスタンスで作られたものだった。

画像1: 日本から世界への提案を行うモデル

公表されているのは998ccの水冷4ストローク・DOHC4バルブ直4エンジン+6速、軽量な高張力鋼製モノバックボーンフレーム。倒立フォーク+アルミ片持ちのプロアームという程度。

ほぼ現行のCB1000Rと思える構成だが、昨今のネオレトロ・ネイキッドシーンはこうした最新のシャシー+エンジンに往年の名車的なルックスを歓迎する傾向にあるし、CB1000Rのポテンシャルに不足はまったくない。しかもこの“エフ”ルックスは、ファンの間でも受け入れられているように見える。

画像2: 日本から世界への提案を行うモデル

当時のAMAスーパーバイク用エフを特徴付けた“ベラスコ管”も彷彿させるメガホンマフラー、CB-Fから10年遡ったCB750Four当時にはなかったがCB-Fでは装着された、ピッと跳ね上がったテールカウル(ある意味、エフの象徴だ)など、ディテールはこのまま行ってほしいというような大きな期待もあるようだ。

そしてそもそもCB1000Rもまずネオスポーツカフェ・コンセプトを発表し、直後に市販型のCB1000Rが現れた背景もあった。ならば、このまま……。保安部品を付けてもシャープな“エフ”のイメージをキープして、発売へ……という夢も膨らんでくるというものだ。

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Detailed Description 詳細説明

画像: 現代モデルらしくオールインワン・ワンパネルのデジタル多機能メーターをセット。ハンドルはバータイプを採用する。

現代モデルらしくオールインワン・ワンパネルのデジタル多機能メーターをセット。ハンドルはバータイプを採用する。

画像: ヘッドライトは全面発光とリング発光を組み合わせている。ホーンはCB-Fの2個に対し1個、このコンセプトモデルでは、ウインカーはまだ付いていない。

ヘッドライトは全面発光とリング発光を組み合わせている。ホーンはCB-Fの2個に対し1個、このコンセプトモデルでは、ウインカーはまだ付いていない。

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画像: いわゆるスペンサーカラーを彷彿させるカラー/ストライプ。ダブルタイプのシートを装備し、ダックテールのテールカウルを装備。テールカウルのなかったCB750FourからカウルありのCB750/900Fへの変化を踏襲した感もある。大きめのテールライトもCB-Fの近似形。ナンバー類もここにマウントしたいところだ。

いわゆるスペンサーカラーを彷彿させるカラー/ストライプ。ダブルタイプのシートを装備し、ダックテールのテールカウルを装備。テールカウルのなかったCB750FourからカウルありのCB750/900Fへの変化を踏襲した感もある。大きめのテールライトもCB-Fの近似形。ナンバー類もここにマウントしたいところだ。

画像: 4-1のマフラーはサイレンサー部分をCB1000Rの変則断面からメガホン形状(AMAスーパーバイク用CB750Fに使われたベラスコ管が近いか)に変更。

4-1のマフラーはサイレンサー部分をCB1000Rの変則断面からメガホン形状(AMAスーパーバイク用CB750Fに使われたベラスコ管が近いか)に変更。

画像: ステッププレートやピボットまわり、エンジンカバーはベースと思われるCB1000Rのデザインをアレンジしている。

ステッププレートやピボットまわり、エンジンカバーはベースと思われるCB1000Rのデザインをアレンジしている。

取材協力:ホンダ

まとめ:ヘリテイジ&レジェンズ

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画像: handl-mag.com
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