超軽量、ショートタイプのシャープなフォルム
古くからヤマハブランドと繋がりの深い、SP忠男(代表の忠さんこと、鈴木忠男さんはヤマハMXワークスライダーでもあった)が販売するマフラーが、「気持ちイー!」がキャッチフレーズの“POWER BOX”シリーズ。紹介するのは、現行XSR900用の最高峰となる“POWERBOX FULL SS Titan Blue”だ。
φ38.1mmのエキゾーストパイプ+φ60.5mmの極太テールパイプ、そしPOWER BOXサイレンサーの各部をチタンで構成する超軽量な同品は、純正スタイルを崩さないショートタイプ。シャープなスラッシュカットデザインのマフラーエンドも迫力だ。
POWER BOXシリーズが謳う「気持ちイー!」とは、ストリートユースに特化して、信号スタート時の加速感、中速域のトルク感を重視した設計が特徴で、走り出した瞬間にその差が分かることが人気のヒミツ。
ヤマハ・クロスプレーンコンセプトの3気筒エンジンについては、初期型MT-09のデビュー時から、そのチューニングポイントを徹底研究。MT-09用ももちろん、その性能に抜かりない。超軽量チタン材による大幅な軽量化、整備性にも配慮した同品なら、3気筒ライフをより楽しく快適に彩るはずだ。

YAMAHA XSR900 POWERBOX FULL“SS” TitanBlue
価格:21万8000円(税別)

φ38.1mmのエキゾーストパイプ部を見る。主要構成素材にはすべて超軽量チタン材を採用、圧倒的な軽量化を達成している。3本のエキパイ間は純正同様にバイパスバイブで繋がれている。

市販集合管は、エキパイ+ジョイント+テールパイプ+サイレンサーの4パートが普通だが、POWER BOXはエキパイ+ジョイント以降の2パート。装着しやすく、排気漏れのリスクも少ない。

スラッシュカットデザインの迫力エンド部には“目玉マーク”が控えめに主張する。なお、同構成で素材をステンレス材に置換したベーシックモデル(15万2000円+税)もラインナップ。

核心部のPOWER BOXサイレンサー。コンパクトなデザインの中に、高い排気効率と騒音/排出ガス規制をクリアする性能が詰め込まれる。下面には車検対応品を示す政府認証プレートも。

XSR900(2018〜)への装着例。音量は95dB(近接)/80dB(加速)で、マフラーを装着したまま、ドレンボルト脱着やオイルフィルター交換が可能。メンテナンス性の高さにも注目だ。
まとめ:パークアップマガジン編集部/取材協力:スペシャルパーツ忠男