月刊『オートバイ』の恒例企画、その年の人気ナンバーワンバイクを読者投票で決める「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」は、2020年で42回目を迎えました。今回はその中から排気量751cc以上の「ビッグクラス」でトップ10に輝いたバイクを紹介します!

第1位

ホンダ CBR1000RR-R FIREBLADE/CBR1000RR-R FIREBLADE SP

メーカー希望小売価格(税込):242万円/278万3000円

画像: CBR1000RR-R FIREBLADE SP

CBR1000RR-R FIREBLADE SP

【主なスペック】 
全長x全幅x全高:2100x745x1140㎜
ホイールベース:1455㎜
最低地上高:115㎜
シート高:830㎜
車両重量:201㎏
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量:999㏄
ボアxストローク:81x48.5㎜
圧縮比:13.2
最高出力:218PS/14500rpm
最大トルク:11.5㎏-m/12500rpm
燃料供給方式 PGM-DSFI
燃料タンク容量:16L
キャスター角/トレール量:24度/102㎜
変速機形式:6速リターン
ブレーキ前・後:φ330㎜ダブルディスク・φ220㎜ディスク
タイヤサイズ前・後:120/70ZR17・200/55ZR17

最高の技術を惜しみなく注がれた特別な一台!

MotoGPマシン・RC213Vで培った技術を惜しみなく投入してホンダが造り上げた「本気」のスーパースポーツ。それが新型ファイアーブレード・CBR1000 RR‐R。それまでの歴代ファイアーブレードが「トータルコントロール」というキーワードのもと、ハイスペックマシンを公道で操る悦びを追求していたのに対し、新型はサーキットでその性能をいかんなく発揮することを前提に開発されている。

独特のダクトウイングをはじめ、ボア・ストロークまでRC213V譲りのものとしたり、ユニットプロリンクと決別してまでシャシーを一新したりと、RR‐Rにはホンダの並々ならぬ「決意」がにじんでいる。こんな特別なバイクを手にできるチャンスなど、そうそうあるものではない。

画像: RC213Vと同じボア・ストロークとして、MotoGPマシンのノウハウを惜しみなく投入。カム駆動方式にはセミカムギアトレインが採用されている。

RC213Vと同じボア・ストロークとして、MotoGPマシンのノウハウを惜しみなく投入。カム駆動方式にはセミカムギアトレインが採用されている。

画像: MotoGPテクノロジーである、3枚のフラップを内蔵するダクトウイングはダウンフォースを発生させることで高速域でのリフトを抑える効果を実現。

MotoGPテクノロジーである、3枚のフラップを内蔵するダクトウイングはダウンフォースを発生させることで高速域でのリフトを抑える効果を実現。

画像: エキゾーストはアクラポビッチとの共同開発品。最高の性能を追求しながら、カスタムムードを高めてオーナーの所有感をくすぐるアイテムだ。

エキゾーストはアクラポビッチとの共同開発品。最高の性能を追求しながら、カスタムムードを高めてオーナーの所有感をくすぐるアイテムだ。

画像: 3種類のライディングモードを軸に、スイッチひとつで好みのセッティングを設定可能。SPは電子制御サスのセッティングも調整できる。

3種類のライディングモードを軸に、スイッチひとつで好みのセッティングを設定可能。SPは電子制御サスのセッティングも調整できる。

【コラム】メーカーの「顔」であり、ライダーの憧れであるビッグバイク

2020年はスーパースポーツ・ネオクラシック・アドベンチャーの三つ巴となった

751cc以上の「ビッグクラス」にエントリーされるのは、いずれもメーカーの「顔」となるモデルだ。最新技術の粋を集めたスーパースポーツ、近年各メーカーが力を入れている大型アドベンチャー、そして国内で根強い人気を誇るネオクラシックという3つのジャンルの機種が人気の中心となってしのぎを削っている。

画像: 【コラム】メーカーの「顔」であり、ライダーの憧れであるビッグバイク

登場したバイクはいずれも高額車で、このクラスで人気となっているモデルは、言ってみればライダーの憧れそのものだろう。今年は究極の高性能を実現した新型ファイアーブレードが2位以下に大差をつけての勝利となったが、KATANAやZ900RS人気もいまだ健在なので、来年は混戦が予想されそうだ。

まとめ:オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸、森 浩輔、松川 忍、柴田直行

※このランキングは、月刊『オートバイ』2020年10月号で発表したものになります(投票期間は2020年6月1日~8月15日・月刊『オートバイ』およびwebオートバイで募集を行いました)。

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