スーパースポーツのフォルムにオールパーパスな性格のCBR650R。それならば、市街地から一般道、高速からワインディングで厳しくチェック。伊藤真一さんの要求に応えることはできたのか？
語り：伊藤真一／まとめ：宮﨑健太郎／写真：松川忍／モデル：大関さおり
語り：伊藤真一／まとめ：宮﨑健太郎／写真：松川忍／モデル：大関さおり
ホンダ「CBR650R」ライディングポジション・足つき性
シート高：810mm
ライダーの身長：179cm／パッセンジャーの身長：173cm
自然な前傾姿勢はあらゆるフィールドで威力を発揮
「旧型のCBR650Fに比べると、ライディングポジションは前傾がキツくなっていますが、ツーリングにも使える自然な前傾なので万人が許容範囲だと思います」と伊藤さんは高く評価。
「思いのほか、車体がスリムなので、小柄な体格の方でも持て余さない車格と言えるでしょう。タンデムポジションは、シート位置が高めではありますが窮屈さのない居住性が確保されており、ツーリングも苦にならない快適さをもたらしてくれるでしょう」
ホンダ「CBR650R」各部装備・ディテール解説
ツイン吸気ダクトのラムエアシステムを採用した、648ccの水冷4ストローク4気筒エンジンを搭載。
消音性能と音質のバランスに優れたマフラーは、最高出力向上と吹け上がり感にも寄与するパーツだ。
燃料タンク容量は15リッターを確保。形状を工夫することで、スリムなライポジを実現している。
ＡＢＳは標準で装備。ディスク径はフロントΦ310㎜、リアはΦ240㎜を採用している。
作動性・路面追従性の優れるリアサスペンションは、スイングアームとの締結部にピロボールを採用。
視認性を重視した、薄型の軽量デジタルメーターを採用。シフトアップインジケーターを備えている。
ホンダ「CBR650R」主なスペックと価格
| 全長×全幅×全高 | 2130×750×1150mm |
| ホイールベース | 1450mm |
| 最低地上高 | 130mm |
| シート高 | 810mm |
| 車両重量 | 207kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
| 総排気量 | 648cc |
| ボア×ストローク | 67.0×46.0mm |
| 圧縮比 | 11.6 |
| 最高出力 | 70kW(95PS)/12000rpm |
| 最大トルク | 64N・m(6.5kgf・m)/8500rpm |
| 燃料タンク容量 | 15L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 25゜30' |
| トレール量 | 101mm |
| タイヤサイズ（前・後） | 120/70ZR17 M/C （58W）・180/55ZR17 M/C （73W） |
| ブレーキ形式（前・後） | ダブルディスク・シングルディスク |
| メーカー希望小売価格 | ブラック 105万6,000円（税込）／レッド 108万9,000円（税込） |
語り：伊藤真一／まとめ：宮﨑健太郎／写真：松川忍／モデル：大関さおり
