BMW「S1000XR」主なスペックと価格
SPECIFICATIONS S1000XR
全長×全幅×全高 2180×930×1470㎜
ホイールベース 1550㎜
シート高 840㎜
車両重量 232㎏
エンジン形式 水冷４ストローク並列４気筒DOHC4バルブ
総排気量 999㏄
ボア×ストローク 80×49.7㎜
最高出力 165hp/11000rpm
最大トルク 11.6㎏m/9250rpm
燃料供給方式 FI
燃料タンク容量 20L
変速機形式 ６速リターン
タイヤサイズ前・後 120/70ZR17・190/55ZR17
価格 198万1000円〜（税込）
BMW「S1000XR」各部装備・ディテール解説
ストローク量150㎜、インナーチューブ径Φ45mの倒立フォークは、最新の電子式サスペンション・ダイナミックESAで制御され、優れたハンドリングと快適な乗り心地を両立。ブレーキは強力な制動力と優れたコントロール性を実現する、Φ320㎜ローターにラジアルマウント４ポッドキャリパーの組み合わせ。
ローポジション
ハイポジション
カウル形状と合わせてライダーを走行風から守る大きなスクリーンは、レバー操作による２段階調整式で、好みや状況に合わせて防風効果を簡単に調整することができる。ヘッドライトなど灯火類はフルLED。コーナーリング時に自動的にイン側を照らすアダプティブ・コーナーリング・ライトはオプションとして用意される。
シフトアップだけでなく、シフトダウンもクラッチ操作なしにシフトペダルの操作だけで行うことができるシフトアシスタントプロも装備されている。シフトアップはアクセルオン時、シフトダウンはアクセルオフ時にだけ有効になる。
燃料タンクの上面、給油口の前方には小物を収納できるワンタッチ開閉式のフタが付いた小さなスペースが用意されていて、スマートキーの収納などに便利だ。パッセンジャーシート下には容量約1.8リットルのストレージスペースもある。
長時間のタンデム走行でも快適なゆったりとしたサイズのシート。シートの後方には、純正アクセサリーとしてラインナップされているパニアケースやトップケースの装着のための機能も与えられた、頑強な造りのリアキャリアが装着されている。
メーターパネルは多彩な機能を備える6.5インチサイズのTFTカラー液晶モニター。写真のように走行時の表示内容を、用途や状況に合わせて選択できる。さらに電子制御デバイスのセットアップの変更やモード変更、専用アプリをインストールしたスマートフォンとの連携機能など、活用の範囲は広い。
現行のS1000RR用をベースに開発された水冷並列4気筒エンジンは、単体重量も従来モデルより5㎏軽量化。中低速重視のパワー特性のために、RRでは採用された可変バルブ機構のシフトカムは採用されていないが、それでも最高出力165PSという充分に強力なエンジンだ。さらに高速巡航での快適性をアップするために、ミッションは4～6速のギヤレシオを高速寄りに変更している。
フロントと同じくストローク量150㎜のリザーバータンク付きのモノショック式リアサスペンション。電子調整式リバウンド／圧縮ダンピング機能を備えるダイナミックESAで制御されるのもフロントと同様。サスペンション内部にセットするパーツを変更してセッティング幅を広げる「シムパッケージ」もオプションで用意されている。
後輪の前方に見える大きなチャンバーに主たる消音機能を受け持たせているため、右1本出しのサイレンサーはコンパクトなサイズになっている。リアブレーキはφ265㎜ローターに片押しフローティングキャリパーを組み合わせたものだ。
燃料タンクはロングツーリングに備えて20リットルという大容量とされていて、長大な航続距離を実現している。人間工学に基づいて操作系を見直した結果、ハンドルバーは初代モデルから30㎜狭いものとされた。さらにハンドルバーを押し込み式のゴム製ブッシュを介して装備することで、精度や節度を損なわずに快適な操作感も実現。
電子制御デバイスをはじめとする、液晶メーター上でのさまざまな操作を、左側ハンドルのスイッチボックスに集中装備されたマルチコントローラーやボタンで行なうのは近年のBMW共通の手法。グリップを握る手を走行風からガードするハンドプロテクションも装備されている。
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