型CBRのメーターが持つ、多彩なモードと表示方法をご紹介しよう。あまりの多機能ぶりで、オーナーはコクピットドリルが必要になりそうだ!

走行状況に合わせて選択可能な3つのモード

画像: (左)CBR1000RR-R FIREBLADE SP 税込価格:278万3000円 (右)CBR1000RR-R FIREBLADE 税込価格:242万円 総排気量:999cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 最高出力:218PS/14500rpm|最大トルク:11.5kgf・m/12500rpm 発売日:2020年3月20日

(左)CBR1000RR-R FIREBLADE SP
 税込価格:278万3000円

(右)CBR1000RR-R FIREBLADE
 税込価格:242万円

総排気量:999cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
最高出力:218PS/14500rpm|最大トルク:11.5kgf・m/12500rpm
発売日:2020年3月20日

CBR1000RR-R FIREBLADE/SPのライディングモードは3種類。プリセットされたパワーと各種ライディングアシスト群の制御をまとめて変化させる。モード1から3の順に、トラック、スポーツ、レインだ。パワー設定で言うと、トラックとスポーツはわずかな差だが、スポーツはトルクコントロールの介入度も高められている。

そのおかげで、スポーツの方がコーナーからの脱出速度やフルバンク時のパワーコントロールがまろやかだった。レインはもっともまろやかなレスポンスと徹底した対スリップ対応でパワー制御がマイルドになる。ここまではSP、スタンダードともに同じだ。

SPは電子制御サスのセッティングも連動して変わり、さらにそれを細かくセッティング可能。トラックがA1、スポーツがA2、レインはA3だ。

文:宮崎敬一郎

徹底解説! 各モード+表示メニュー

画像: 徹底解説! 各モード+表示メニュー

[主要セッティングメニュー]

P:パワー(1~5)
文字通りエンジン出力のレスポンスを調整するもの。1がフルパワー、5が最もマイルド。

T:トルクコントロール(0~9)
HSTCと呼ばれる、俗にいうトラクションコントロール。0がオフ、9が介入度最強。

W:ウイリーコントロール(0~3)
発進時の出力を抑制してウイリーを防ぐシステム。0がオフ、3が介入度最強。

EB:エンジンブレーキ(1~3)
エンジンブレーキの強弱を調整する機構。1が強くエンブレが効き、3が最弱。

モード1 (トラック)

画像: パワー最強、トルクコントロール、ウイリーコントロールの介入は少な目、エンジンブレーキは最弱としたパフォーマンス重視仕様。

パワー最強、トルクコントロール、ウイリーコントロールの介入は少な目、エンジンブレーキは最弱としたパフォーマンス重視仕様。

モード2 (スポーツ)

画像: パワーは2番目に強い「2」、ウイリーコントロールは「5」になるが、残る2項目はモード1と同じで、スポーツ走行を楽しむ仕様。

パワーは2番目に強い「2」、ウイリーコントロールは「5」になるが、残る2項目はモード1と同じで、スポーツ走行を楽しむ仕様。

モード3 (レイン)

画像: パワーは最弱、トルクコントロールとエンジンブレーキは介入を最強として、より安全・確実な移動を目的としたセッティング。

パワーは最弱、トルクコントロールとエンジンブレーキは介入を最強として、より安全・確実な移動を目的としたセッティング。

表示スタイルは全部で5種類!

画像: バーグラフ式タコメーターを持つスポーティなレイアウト。スポーツ走行時向き。

バーグラフ式タコメーターを持つスポーティなレイアウト。スポーツ走行時向き。

画像: バーグラフ式タコメーターを直線レイアウトとした仕様。サーキット向き。

バーグラフ式タコメーターを直線レイアウトとした仕様。サーキット向き。

画像: 左の仕様で、IMUからの車両情報をもとにバンク角などの状況を図で表示する。

左の仕様で、IMUからの車両情報をもとにバンク角などの状況を図で表示する。

画像: タコメーター表示をなくし、ギアポジションと速度を優先表示。市街地向き。

タコメーター表示をなくし、ギアポジションと速度を優先表示。市街地向き。

文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸、鶴身 健

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