お気に入りのブランドでブラッシュアップを図る
マフラーメーカーとして知られるカラーズインターナショナルのアンテナショップとして、また広く一般ユーザーのバイクカスタム化やメンテナンスに対応するショップとして対応してきた、ストライカーシステムヨコハマが2019年10月に改称したストライカーワークス(所在地等は同じ)。これを機にストライカー製品ユーザーへのフォローという側面も強めた(周知とは思うが、ストライカーはカラーズの製品ブランド名だ)。
そのストライカーワークスによるホンダCB1300SBカスタムだが、詳細を店長の鈴木さんに聞いてみると……。
「2014年モデルをベースにしてストライカー製品でブラッシュアップを図り、オトナなまとまりを見せる車両です。でも、直接当店で作業をしたのはGストライカースイングアームのフィッティングとセットアップくらいなんですよ」。どういうことなのだろうか。
「オーナーさんはナップスに務めるメカニックさんで、ストライカーフリークとでも言うくらいにウチの製品を気に入ってくださってる。それでマフラーやフェンダーレスキット、ステップキットなどを選んで、自分で愛車=CBに装着していってたんですね。それで当店にもいらして、そういうことならばと、ちょうど機種展開を考えていたスイングアームがCB1300に合うかの確認をお願いしたという次第です。SAD(ストライカーエアロデザイン)リヤフェンダーも同様で、これはまだ製品でないもの(撮影当時。その時点でも1300SFノーマルスイングアーム用はラインナップがあった)を加工装着しています」とのこと。
一見、デモ車かと思うくらいのストライカーパーツ装着には、ブランドが好きでというオーナーの意思があった。ほかには前後サスがオーリンズに換装され、ホイールも鍛造品のマルケジーニM7RSを履くなどされて、乗ってみると大きめの1300SBが少し引き締まって、心に余裕が生まれてくる感じだ。
フルエキゾーストやステップなど使うブランドを統一し、メーカーデモ車が狙ったのと同じような効果を自ら体感する。それが高じてメーカー側からの依頼も受ける。ファン冥利に尽きる1台を、オーナーは作ったと言えそうだ。
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