普段使いを極めた高品位インカム
![画像: SYGN HOUSE B+COM ONE 税込価格:2万9700円 左上がフルフェイスのチンバー内側に貼り付けるワイヤーマイク。その下のアームマイクはオープンフェイスやシステムヘルメット用。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/16/28194564171d9005f254f82beed757fb79187ebb_xlarge.jpg)
SYGN HOUSE B+COM ONE
税込価格:2万9700円
左上がフルフェイスのチンバー内側に貼り付けるワイヤーマイク。その下のアームマイクはオープンフェイスやシステムヘルメット用。
1対1の通話から始まったライダー用インカムだが、スマホなどの各種デバイスとの連携や複数台同時通話といった多機能化に伴って設定や操作が複雑になり、価格も上がっている。そこでライダーの現実的な使い方を細かく検証し、使いやすさと低価格を実現したのが『B+COM・ONE』だ。
ビーコムシリーズのスタンダードモデルという位置付けだが、音楽再生時の音質に定評のあるステレオスピーカーシステム、B+COM・ONEとハイエンドモデルの『SB6X』を合計6台まで簡単に接続できるB+LINK機能、IP67相当の防水性能など、基本機能はSB6X譲り。
ブルートゥースをシングルチップとしたことで他のライダーと通話しながらスマホなどの音楽をBGMとして流せる「聴きトーク」機能は省かれたが、本体が軽量コンパクトになり、低価格も実現している。
僕は日常的にインカムを使っているが、メインの用途はナビアプリの音声ガイドを聞くことと電話の発着信。インカム通話はタンデムのときだけで、BGMも流さない主義なのでB+COM・ONEの機能で何ら不足はないし、操作も覚えやすい。
日本の企業が日本のライダー向けに開発している安心感に加え、充実したサポート体制にも定評あり。初めてインカムを使う人が選んでも間違いのない製品だ。
![画像: 「聴きトーク」機能は省かれたが、インカム通話と音楽再生が切り替えられるので実用上の不便さはない。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/16/00015da3a61bb34b3228ab969cbda0cbbb456ca7_xlarge.jpg)
「聴きトーク」機能は省かれたが、インカム通話と音楽再生が切り替えられるので実用上の不便さはない。
![画像: スイッチ類が操作しやすいこともビーコムシリーズの特長。B+COM ONEではさらにクリック感が高められている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/16/1905beff2006dd877e3df98e21b28869253e20f4_xlarge.jpg)
スイッチ類が操作しやすいこともビーコムシリーズの特長。B+COM ONEではさらにクリック感が高められている。
![画像: フルフェイス用ワイヤーマイク仕様とオープンフェイス用アームマイク仕様の2タイプが用意されている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/05/16/913a91971a869d545503e359e976f0ec33b58219_xlarge.jpg)
フルフェイス用ワイヤーマイク仕様とオープンフェイス用アームマイク仕様の2タイプが用意されている。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:梅本まどか