2020年2月14日に国内正規販売が開始されたホンダ「ADV150」。見るからに旅が似合うこのマシンでさっそくソロキャンプに出かけてきました。今回は1泊2日のツーリングを通して「ADV150すごい!」と思ったポイントを10個お伝えします!

⑦ フラットダートなら何の問題もなく走れる!

画像1: ⑦ フラットダートなら何の問題もなく走れる!

一番楽しかったのは田舎の下道走行。ワインディングも面白かった。高速道路も思いのほか平然と走れて、残すはダート。舗装路に飛び込みました。

このくらいの砂利や土のフラットダートはへっちゃらです。

画像2: ⑦ フラットダートなら何の問題もなく走れる!

PCX150との大きな違いは、サスペンション。

フロントフォークはクラス最長130mmのストロークを持っています。

画像1: PCX150との大きな違いは、サスペンション。

リアサスペンションは、120mmのストローク。しかも! リザーバータンク付のダンパーを装備。

画像2: PCX150との大きな違いは、サスペンション。

はっきり言って、通勤・通学・買い物など街乗りだけの使用を考えているならオーバースペックでしょう。長距離を走るときや、未舗装路の走行でその真価が発揮されます。

画像: ショーワ製。金色。かっこいい。

ショーワ製。金色。かっこいい。

タイヤサイズは前が110/80-14、後ろが130/70-13。普段フロント21インチのホンダXR250に乗っている僕としては、スペックだけ見るとオフロードを走るにはあまりに頼りない。

しかしタイヤは専用デザインのブロックパターン。はじめはけっこうオンロード寄りだと思ったものの、見た目以上にオフを走れる手応えを得ました(あくまで低速でトコトコ走る場合の話です)。

サスペンションとタイヤのおかげで「トコトコ走りはけっこう行ける!」と分かったので、キャンプ場の河原を探索開始。

画像3: PCX150との大きな違いは、サスペンション。
画像4: PCX150との大きな違いは、サスペンション。
画像5: PCX150との大きな違いは、サスペンション。

これがホントに楽しかった。

例えば前後17インチのタイヤを履いたスポーツモデルだったら、僕は到着するなりビールを飲んでくつろいでいたでしょう。

砂利が深い場所では、足を付いてペタペタ歩けば倒れる心配もないし、ハードすぎる場所は攻めようと思わない。

旅すがら見つけたちょっとした未舗装路、そんな場所へと積極的に進んでいける心強さ。これがツーリングの幅を広げてくれるんです。

画像6: PCX150との大きな違いは、サスペンション。
画像: カチ上がったマフラーもやる気まんまん! 最低地上高は165mm。PCX150に比べ28mmも高い!

カチ上がったマフラーもやる気まんまん! 最低地上高は165mm。PCX150に比べ28mmも高い!

⑧ さすが149cc、燃費がいい!

このツーリングでの走行距離は516.9km。メーターに表示された平均燃費は33.8km/Lでした。

画像: 反転液晶のデジタルメーターは多機能。日付まで表示される!

反転液晶のデジタルメーターは多機能。日付まで表示される!

高速で80km/h巡航や下道で60km/h巡航ならもっと高い数値が期待できます。だって新東名高速で開け開けだったのにも関わらず、この燃費ですからね。

燃料タンク容量は8.0L。計算上は8.0×33.8=270.4kmもの航続走行が可能。実際には200kmを過ぎたら給油を考えるのが安心かな。

油種はもちろんレギュラー。経済的で、所有したら気兼ねなくどんどん旅に出かけちゃいそうです。

数少ないウィークポイントだと思ったのが給油口の見えにくさ。フタの陰になりやすく、満タンが分かりにくい。ガソリンスタンドの店員さんもちょっと困っていました(汗)。

⑨ 顔がイケメン!

デザインの好みは人それぞれ。なので完全に個人的な意見です。

僕の場合、ADV150を初めて見たとき「何やら面白そうだぞ」と思いました。ワクワク感が「かっこいい」よりも先行した第一印象。

ツーリングをしながら、いろいろな角度から眺めているうちに、「あれ、君はとってもイケメンだったんだね」と思うように。

どちらかというと丸みを帯びた可愛らしい印象だったけど、じつはキリっとした顔立ちがかっこいい

フロントマスクはまるで「俺はスポーツバイクなんだぜ!」とでも言うかのよう。

画像: 二枚目俳優のようじゃないですか?

二枚目俳優のようじゃないですか?

画像: 目力が強いんです (・`ω・´)キリッ

目力が強いんです (・`ω・´)キリッ

ぜひみなさんの印象も教えてください!

【アンケート】ホンダ「ADV150」あなたの印象は?

一番ピタッとくるイメージをお選びください。どれもちがうなあ、と思う方はその他でお願いします。

  • かっこいい!
  • かわいい!
  • 面白そう!
  • 速そう!
  • 快適そう!
  • 便利そう!
  • 強そう!
  • その他
  • かっこいい!
    58
    1436
  • かわいい!
    2
    52
  • 面白そう!
    19
    472
  • 速そう!
    2
    46
  • 快適そう!
    6
    148
  • 便利そう!
    7
    178
  • 強そう!
    4
    90
  • その他
    2
    54

どうもありがとうございました!!

⑩ 総じて「旅の相棒」感が強い!

画像1: ⑩ 総じて「旅の相棒」感が強い!

今回の旅は、発売直後のADV150をホンダから借りて出発。いま二輪雑誌やウェブメディアで引っ張りだこな車両ゆえ、すぐに返却しなければなりませんでした。

返すとき、「ああ~楽しかった」と思うと同時に、寂しさもこみ上げてきました。

たった2日間ともに走っただけで、愛着が芽生えてきちゃったんです。どんなバイクを借りても「もう返却か」と思うのはいつものことですが、ADV150は一緒に頑張った感がとても強かった

画像2: ⑩ 総じて「旅の相棒」感が強い!

そう、この小さな排気量のアドベンチャースクーターでは「ともに走る」という感覚を味わえます。大型バイクの場合だと、いつも僕は「乗っけてくれてありがとう」って感じです。

東京~浜松の往復500kmツーリング。「ちょっと遠くまで走るけど頼むよ」という僕の思いに、ADV150は力強く応えてくれた。予想をはるかに超えて。

もし所有したら、普段使いをしながら週末には近郊ツーリング、夏休みにはフェリーに乗って北海道へ……そんな夢が膨らみます。

画像3: ⑩ 総じて「旅の相棒」感が強い!

いつでも、どこでも愛車と一緒。かっこよくて、かわいくて、実際面白くて、意外と速い。しかも快適で便利な上、未舗装路だって走れる強さも持っています。

バイクライフをめいっぱい楽しめる等身大の相棒として、ADV150は多くの人の「やりたいこと」を叶えていくんだろうと思いました。

文・写真:西野鉄兵

画像: テントの中からバイクを眺める至福の時。完全に自己満足ですが、この旅一番のお気に入り写真です。

テントの中からバイクを眺める至福の時。完全に自己満足ですが、この旅一番のお気に入り写真です。

Honda ADV150 主なスペックと価格

全長×全幅×全高:1,960×760×1,150mm
ホイールベース:1,325mm
最低地上高:165mm
シート高:795mm
車両重量:134kg
エンジン形式:水冷4ストOHC単気筒
総排気量:149cc
ボア×ストローク:57.3×57.9mm
圧縮比:10.6
最高出力:11kW(15PS)/8,500rpm
最大トルク:14N・m(1.4kgf・m)/6,500rpm
燃料タンク容量:8.0L
変速機形式:無段変速式(Vマチック)
タイヤサイズ(前・後):110/80-14M/C 53P・130/70-13M/C 57P
ブレーキ形式(前・後):シングルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格(消費税10%込):45万1,000円

ホンダ「ADV150」のカラーバリエーションと走行イメージビデオはこちら!

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