1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」
ホンダファイアーストーム1997 年4 月
新設計の1000cc水冷90度Vツインを、アルミ製のダイヤモンドフレームに搭載した、ホンダ初のビッグVツインスポーツ。スイングアームピボットを、フレームではなくエンジンのクランクケース後端に設ける先進的な設計を取り入れ、軽量化と優れた操縦性を両立。サイドにマウントされたラジエターも珍しい。
スズキRMX250S 1997 年9 月
市販モトクロッサー・RMをベースに発展した、本格的な競技用エンデューロモデル・RMX250の公道仕様。パワフルだが競技車両に近いピーキーなエンジン、ハードなφ45mm2室式カートリッジフロントフォークなど、あらゆる面で乗り手を選ぶスパルタンなものだ。
ホンダ ベンリィCL50 1997年 4月
ベンリィ50Sをベースに67年に登場した同名のモデルを復刻。プレスTボーンフレームに、1サイズ太い前後タイヤでスクランブラーイメージをアピール。
ヤマハ ドラッグスター 1997年 4月
流麗なローダウンフォルムで人気不動の400アメリカンが、シルバー/ブラック系の新色モデルを追加。同時にタンデムステップ奥に荷掛けフックを新設。
スズキ テンプター 1997年 4月
個性的なシングルアメリカン・サベージ用がベースの、空冷バーチカルシングルを搭載したシングルロードスポーツ。スタイリングやカラーリングだけでなく、H型アルミリムやFダブルパネルドラムブレーキなど、各部のパーツにもこだわることでクラシカルイメージを強調している。
※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)