名車への敬意すら感じる、欧州ヤマハが生んだXSR700の派生機種
イタリアミラノで11月5日~10日に開催されたEICMA2019のヤマハブースには、こんな車両もディスプレイされていました。
XSR700 XTribute
![画像1: ヤマハ「XSR700 XTribute」これぞバイクブーム世代に刺さる1台!? モチーフとなったモデルはあの名車!【EICMA 2019速報!】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/11/20/de90ad7bfd0658fd0c3249c186b98d24f45354ed.jpg)
![画像2: ヤマハ「XSR700 XTribute」これぞバイクブーム世代に刺さる1台!? モチーフとなったモデルはあの名車!【EICMA 2019速報!】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/11/20/693d22fba7f8065fdb452684c3a55b9516c55ee9.jpg)
![画像3: ヤマハ「XSR700 XTribute」これぞバイクブーム世代に刺さる1台!? モチーフとなったモデルはあの名車!【EICMA 2019速報!】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/11/20/c6313223a79bb4757791332c16f73a26b0961c81.jpg)
じつはこの車両、昨年のEICMA2018にも登場し、すでに欧州では正規ラインナップされています。(※アクラポヴィッチのアップマフラーはオプションパーツ)
![画像1: 名車への敬意すら感じる、欧州ヤマハが生んだXSR700の派生機種](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/11/20/88d4fc5001429f5501929b5adf1333e994ae9536_xlarge.jpg)
ベテランライダーで勘のいい方なら、ビビッと来たかもしれませんね。
この「XSR700 XTribute」は、ヤマハが生んだ1970年代の名車「XT500」をオマージュした、XSR700の派生モデルとなります。
![画像: XT500’(1979年式)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/11/20/79b68775e586626a6551f694ec2043198f739cd1.jpg)
XT500’(1979年式)
XT500といえば、いまなお続くロングセラーモデルSR400の先輩ともいえる機種です。XT500は1976年誕生、SR400とSR500は1978年に市販化されました。
XT500は空冷単気筒、XSR700は水冷2気筒とまるで異なるモデルですが、軽量で扱いやすく、誰でも気軽に楽しめるという特徴は共通しています。
![画像2: 名車への敬意すら感じる、欧州ヤマハが生んだXSR700の派生機種](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/11/20/c8ec3f0943d26bcb6dd09d86a84ebfac070a9546_xlarge.jpg)
XSR700は、もともとネオクラシックの潮流に素早く乗り、古き良きスタイリングを現代のバイクに落とし込んだモデル。そりゃXT500風なテイストもぴったりハマるわけです。
「XSR700 XTribute」の仕様は、あくまで味わいを楽しむもの。スタイルこそXTをオマージュしていますが、本格的にオフロードを攻め込むキャラクターではありません。
ただ、オフ車を思わせるワイドなハンドルバーやフォークブーツ、ブロックパターンのピレリ製タイヤなどを装備しているので、未舗装路やフラットダートを少し走りたい場面、例えばキャンプ場の入り口を走る際や、山里のお蕎麦屋さんを訪問するときなどの安心感は高そうです。
![画像3: 名車への敬意すら感じる、欧州ヤマハが生んだXSR700の派生機種](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/11/20/b220af869ae5fb0fe11bb0ca65c9f70295e212e9_xlarge.jpg)
そのほか、メーターやテールランプ、シート、ステップなどもスタンダードモデルとは異なるパーツが標準装備されています。
![画像4: 名車への敬意すら感じる、欧州ヤマハが生んだXSR700の派生機種](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/11/20/b79b6d2e9ff7f69f350727aec3baf98c5ce905c8_xlarge.jpg)
残念ながら、日本での販売に関するアナウンスは、いまのところありません。
とくに新車のXT500がバリバリ走っていた70年代から80年代に知るライダーの中には、「ぜひ日本でも発売して欲しい!」と願う方もいらっしゃるでしょう。期待して待ちたいですね。
最後に、YouTubeチャンネル「Yamaha Motor Europe」が公開している動画をぜひご覧ください。
「XSR700 XTribute」と「XT500」の共演。胸が熱くなる内容です。
New XSR700 XTribute: Yamaha’s retro Faster Sons scrambler(1分42秒)
New XSR700 XTribute: Yamaha’s retro Faster Sons scrambler
youtu.be写真:Yamaha Motor Europe/まとめ:西野鉄兵