1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」
ホンダアフリカツイン1988 年5 月
パリ・ダカールラリーで86年から3連覇したワークスマシン・NXR750譲りのテクノロジーを継承した、本格的なラリーマシンレプリカとしてデビュー。大柄な車体を感じさせない走破性を持つ車体に積まれるエンジンは、ブロスにも使われた650ccの水冷Vツイン。国内向けにも500台限定で販売された。
スズキウルフ1988 年6 月
レプリカモデルの性能競争の中、低価格と市街地での扱いやすさを重視して、RGV250Γからカウルを省いたモデル。ミッションは2速と3速のギア比を変更、2次減速比も市街地向けにローギアード化された結果、Γ以上の加速性能を実現。フロントブレーキもΓのダブルディスクからシングルにされた。
ヤマハ チャンプCX 1988 年 8月
人気の高かったチャンプにメットイン機構を取り入れたのが『CX』。このモデルチェンジ時に出力も0.5PSアップ。
ヤマハ SR500 1988 年 8月
SRX登場で大幅マイチェン。前後アルミのリムスポークとして、Fブレーキをドラム化、ハンドルを低く、バックステップに。タンクは音叉マークになった。
ヤマハ SR400 1988 年 8月
デビュー10年目を迎えて各部をブラッシュアップ。カラーリングに加えてカムを変更。キャブがBST34になりパワーフィーリングを改善している。
※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)