1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」
カワサキKS-Ⅰ 1987 年12 月
オフロード車をデフォルメしたユーモラスなデザインを、10インチホイールでコンパクトにしたボディにまとめた個性的なミニスポーツ。エンジンはAR系の空冷2ストピストンリードバルブ。スタイルやコンセプトは後のKSRシリーズへと繋がっていく。
カワサキZX-10 1988 年
世界最速の座を守るため、GPZ1000RX登場から2年足らずで登場。エンジンはRXをベースとするがシリンダーヘッドを新設計し、さらに内部パーツの軽量化など、各部に大幅な改良を受けて、最高出力は12PSアップの137PSに到達。ゼロヨン10.5秒、最高速度279km/hという圧倒的なパフォーマンスを実現した。
ホンダ XLR80R 1987年 8月
XR80ベースのミニオフローダー。低中速で粘りは強く、トリコロールを表わしたフレーム・タンク・シートのカラーリングも秀逸だ。
ヤマハ FZ400R 1987年10月
FZR400の登場によって若干影が薄くなってしまったが、走りのレベルは一級品のまま。ハーフカウルに加えて、フルカウル仕様が登場。
カワサキ GPX750R 1987年11月
専用設計のコンパクトな車体を持つスポーツモデルとして86年にデビュー。87年モデルでは、ブラックにゴールドのラインが入るカラーに変更。
※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)