両社で合弁会社を設立、ビモータ専用ユニットをカワサキが供給
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EICMAも今日で2日目を迎えました。初日の衝撃もひと段落…と思いきや、とんでもないニュースが全世界に衝撃を与えました。なんと、ビモータと欧州カワサキが合弁会社を設立してタッグを結成、その第1弾ということで、H2のスーパーチャージャーユニットを搭載した「テージH2」がデビューを果たしたのです!
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もう説明の必要もないかもしれませんが、ビモータの「テージ」とは、通常のステアリング機構とは異なる、センターハブステア機構とスイングアームをフロントに持つ、独創的なメカニズムのスポーツバイク。他に類を見ない、唯一無二のモデルです。
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そんなテージに、これまた唯一無二のバイクである「ニンジャH2」譲りのスーパーチャージドエンジンが組み合わされるわけですから、ある意味究極のコラボレーションでしょう!
ちなみに、合弁会社の株式所有比率は、ビモータ50.1%、欧州カワサキが49.9%。今後はこの合弁会社がカワサキが用意する専用エンジンを搭載したビモータを製造、欧州のカワサキチャンネルを通じて、プレミアムブランドとして販売していくようです。
気になる各部パーツをじっくりお見せします!
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スタイリング、メカニズム、とにかく全てが斬新です!各部をじっくり見ていくと、ニンジャH2のパーツが随所に使用されているのですが、テージ自体の持つインパクトは絶大で、流用感が全くしてこないのもすごいところです。
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ドゥカティも驚くカーボンウイングをノーズ左右に展開。エアスクープはこれでもかと大きな口を開けています。センターに陣取るLEDヘッドライトと、ウインカーを内蔵したウイング形状のミラーはH2譲り。H2のエンジンだけでなく、各部パーツを活用することで生産効率を高める狙いのようですね。
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LEDテールランプはH2のものを使用。ボディワークはカーボンがふんだんに使用された豪華なもの。もう、スペックがまだ未公開なのにすごさを予感させるオーラが出ています。
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メーターユニット、電子制御ステアリングダンパーもH2譲りです。シートはシングル仕様のモノポストのようです。
これがテージH2の注目メカニズム!
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なんと言っても、注目なのはテージならではのメカニズム、センターハブステア機構でしょう。通常のフロントフォークに代わって剛性感たっぷりのスイングアームを装備するこの機構は、ブレーキング時のノーズダイブにともなって発生する、フロントのキャスター角やトレールの変化を抑えることが可能で、ハンドリングへの影響が少ないというメリットがあります。
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特徴的なサイレンサーはH2譲り。クイックシフターも当然のように標準装備です。注目したいのは、リアから見えるショックユニットが2本ある点。
実はこれ、片方はフロントのスイングアームの減衰を担当するショックユニットのものなのです!ちなみにショックユニットはオーリンズ製、コードが伸びているところから察するに、電子制御サスペンションの採用が濃厚です。
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![画像6: これがテージH2の注目メカニズム!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/11/07/a86cd5f92ee97f6d36ff9da8fde103b905b4b0eb_xlarge.jpg)
そして!搭載されるエンジンはニンジャH2のスーパーチャージャー付き!車体左側から伸びる、独特のエアインテークダクトはカーボン製がおごられ、カバー類などのパーツもカーボン製となっています。
今のところスペック関係は何も発表されていないのですが、他のH2シリーズ同様、200PSは確実に出ていることでしょう。フレームはビモータ独自のものを採用しているようです。
本家H2をしのぐ高級感と存在感。発売が待ち遠しい!
![画像: 本家H2をしのぐ高級感と存在感。発売が待ち遠しい!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/11/07/ee92e73a5a64481d358127ae56aca05819c725b0_xlarge.jpg)
早くも話題沸騰の新生ビモータと、その新しい門出を飾る超ド級マシン、テージH2。発売は?価格は?今後の展開から目が離せないところです。
さらなる詳細は月刊オートバイ2020年1月号でもご紹介しますので、そちらも要チェックです!