1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」
ヤマハFZ400R 1984 年5 月
84年の全日本ロードレースF3クラスでチャンピオンとなったFZRのレプリカモデル。1万3000回転まで吹き上がるユニットは、XJ400Zをベースに発展させたもの。シャシー構成は角パイプによるダブルクレードルフレームとモノクロスショック。本誌による実測で最高速度は187.5km/hを記録した。
ホンダNS250R 1984 年5 月
ホンダ初の2ストレーサーレプリカとして、WGPチャンピオンマシンのNS500のテクノロジーを惜しみなく投入。耐焼付性、耐摩耗性に優れたNSシリンダーを採用した90度Vツインは、エンジン回転数により排気容量を変化させるATACと組み合わせて従来にない高回転・高出力を達成している。
カワサキ KL250R 1984 年7月
トレールモデルで初めて水冷DOHCユニットを搭載 。2軸バランサーを装備し、セミエアフォークにユニトラックサスの足まわりも光る。
ホンダ スペイシー250フリーウェイ 1984 年7月
スペイシーシリーズのトップモデルとして、新設計水冷エンジンを搭載。その機動力の高さで一躍ヒットモデルとなった。
ヤマハ SRX250 1984 年7月
基本構成はFと共通でハーフカウルを取り去ったNKモデル。クロスミッションと1万回転以上まで回るエンジンで、軽快なダッシュを見せた。
※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)