1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」

カワサキ Z400FX[E1] 1979 年 4月

画像: ●空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒●399cc●43PS/9500rpm●3.5kg-m/7500rpm●189kg●3.25-19・3.75-18●38万5000円

●空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒●399cc●43PS/9500rpm●3.5kg-m/7500rpm●189kg●3.25-19・3.75-18●38万5000円

CB400FOURが77年に姿を消して以来、400cc4気筒を望む声は根強くあったが、そのニーズに応えたのがZ400FX。直線基調の大柄なボディにクラス唯一のDOHCマルチの搭載で空前のヒットとなった。43PSを発揮するエンジン特性は、素直なハンドリング特性との相性も良く、市街地からワインディングまで走りを楽しめた。

ホンダ CB750F[FZ] 1979 年 6月

画像: ●空冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●748cc●68PS/9000rpm●5.9kg-m/8000rpm●228kg●3.25-19・4.00-18●53万8000円

●空冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●748cc●68PS/9000rpm●5.9kg-m/8000rpm●228kg●3.25-19・4.00-18●53万8000円

CB750FOURの後継として、強力なライバルに対抗すべく投入されたのがCB750F。セパレートハンドル、トリプルディスクブレーキ、アジャスタブルショックを装備し、デビューするや国内750クラスの販売記録を塗りかえる爆発的なヒットとなった。エンジンはCB900Fベースで、輸出モデルでは79馬力を発揮した。

カワサキ Z750FX 1979 年10月

画像: ●空冷4ストDOHC2バルブ4気筒●746㏄●70PS/9000rpm●5.7㎏-m/8500rpm●246㎏●3.25-19・4.00-18●51万5000円

●空冷4ストDOHC2バルブ4気筒●746㏄●70PS/9000rpm●5.7㎏-m/8500rpm●246㎏●3.25-19・4.00-18●51万5000円

この初代Z750FXは、いわば国内版Z1000-Mk.Ⅱとして登場したモデルで、エンジン・車体はZ750[D1]と共通なものとなっている。この79年型ではシフト機構の改良、フルトラ点火とチューブレスタイヤの採用で、熟成されたメカニズムの完成度がさらにアップされている。

ヤマハ SR400SP 1979 年11月

画像: ●空冷4ストOHC2バルブ単気筒●399cc●27PS/7000rpm●3.0kg-m/6500rpm●161kg●3.25-19・4.00-18●34万円

●空冷4ストOHC2バルブ単気筒●399cc●27PS/7000rpm●3.0kg-m/6500rpm●161kg●3.25-19・4.00-18●34万円

前年に登場したSR400の前後スポークホイールを7本スポークデザインのキャストホイールに変更、タイヤもチューブレスタイプを装着。SR500と同じテールカウル付きシートも装着し、タンデムグリップも標準装備とされた。エンジンなどのスペックは従来のモデルと変わっていない。

スズキ GS400E-Ⅱ 1979 年 4月

画像: ●空冷4ストDOHC2バルブ2気筒●398cc●39PS/8500rpm●3.5kg-m/7000rpm●185kg●3.00-18・3.50-18●34万円

●空冷4ストDOHC2バルブ2気筒●398cc●39PS/8500rpm●3.5kg-m/7000rpm●185kg●3.00-18・3.50-18●34万円

GS400Eをベースにキャブとバルブタイミングを変更。2馬力アップした2代目。エアクリーナーとマフラー構造も静粛性アップのため改良された。

※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)

画像: スズキ GS400E-Ⅱ 1979 年 4月

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画像: www.autoby.jp
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