伊藤真一さんにホンダのオートバイを思う存分乗り尽くしてもらい、新しい魅力を発見するロングラン研究所。今回は、フロントが19インチ化され、各所もマイナーチェンジしたミドルアドベンチャーの400Xに試乗します!

フロントの19インチ化でタイヤの選択肢が増えて、本格アドベンチャー的な使い方もできるバイクです

フロントを19インチにしたことで、新型400Xは前側の安定感と接地感もだいぶ向上しましたが、タイヤに関してはオンロード寄りで、オフロードを走るにはちょっと弱いなと思いました。

オンロードでのグリップ感は十分で、乗り心地もとても良いタイヤだとは思いましたけど。

ただ大型アドベンチャーモデルで主流のフロント19インチにしたことで、タイヤの選択肢は増えたと取材スタッフの方が言っていたことは確かでしょう。

自分はオフロードの専門家ではないので、オンロードバイクとしての400Xの評価になってしまうのですが、フロントのサスペンションにもうちょっとストローク量があっても良いかな、と思いました。

大関さんを後ろに載せていたときには気にならなかった、フロントフォークがもっとストロークしたほうが……という感覚が、1人乗りで舗装が荒れた路面を走ったときに感じました。

画像1: フロントの19インチ化でタイヤの選択肢が増えて、本格アドベンチャー的な使い方もできるバイクです

そこで、プロリンク式のリアサスのイニシャルを標準から一段緩めて最弱にして走りを試してみたのですけど、そうしたことで先述のちょっとした不満はほぼ薄まりました。

400Xは外国車によくあるように、2人乗りやパニアケースなどでフル積載したときを想定して、サスペンションをセッティングしているのかもしれないですね。

新型の分離加圧シングルチューブ型のサスの作動性は良く、波状路みたいに悪い路面に行かない限りは問題はないです。

画像2: フロントの19インチ化でタイヤの選択肢が増えて、本格アドベンチャー的な使い方もできるバイクです

大排気量アドベンチャーのオーナーの方の中には、オフは2割でオンロード8割、またはほとんどオンロード……という使い方の人が多いと聞きますが、そういう実情を踏まえると新型400Xがフロント19インチにしたことで臆せずオフロードに入れるようにしつつ、オンロードユースをメインにすることを想定してセッティングしたのかもしれませんね。

ABS付きのブレーキは、フィーリングもコントロール性も優秀ですね。ブレーキレバーのデザインもとても良くて、ブレーキの効きも十分でした。

画像3: フロントの19インチ化でタイヤの選択肢が増えて、本格アドベンチャー的な使い方もできるバイクです

市街地走行など下道を中心にしたツーリングをするのに、新型400Xは最高のモデルと言いましたけど、欲を言えば、あとスクリーンの高さが工具不要で調整できて、そしてアイドリングストップ機能が採用されていれば良いな、と思いました。

アイドリングストップ機能を付けることで40 km/ℓの燃費になったら、400Xはさらに最強のツーリングバイクと呼べる1台になるでしょうね。

RIDING POSITION ライダー身長:179㎝、パッセンジャー身長:172cm

画像1: RIDING POSITION ライダー身長:179㎝、パッセンジャー身長:172cm

大き過ぎず、小さ過ぎないサイズ感でタンデムもしやすい!

画像2: RIDING POSITION ライダー身長:179㎝、パッセンジャー身長:172cm

旧型比5mmアップで、シート高が800mmとなった新型400Xだが、シート形状などを工夫することで足着き性の良さはキープ。

ステップ位置の低さもそのライディングポジションの特徴であり、信号待ちなどで地面に着いた足をステップに上げる一連の動作は非常に楽なものだ。

画像3: RIDING POSITION ライダー身長:179㎝、パッセンジャー身長:172cm

タンデムシート評論家? の大関さんは、幅があって座りやすいシート、掴みやすいグリップ部ともに高評価で、400Xはタンデムライディング向き! と太鼓判を押してくれました。

今月の試乗モデル

HONDA 400X

画像: 今月の試乗モデル

市街地走行からツーリングまで、幅広い用途で使える「クロスオーバーモデル」として人気の400Xの最新モデル。

新型ではフロントに19インチホイールを採用し、フラットダートでの走破性を向上させたことが最大の特徴。

ウインドスクリーンは旧型より20mm高さが増しており、高速巡航時の快適性も向上している。

なおカラーリングは赤のほかに、黒を用意している。

SPEIFICATION
●全長×全幅×全高:2140×825×1380㎜
●ホイールベース:1435㎜
●シート高:800㎜
●車両重量:196kg
●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ直列2気筒
●総排気量:399cc
●ボア×ストローク:67.0×56.6㎜
●圧縮比:11.0
●最高出力:46PS/9000rpm
●最大トルク:3.9kg-m/7500rpm
●燃料タンク容量:17L
●キャスター角:27゜30 ′
●トレール量:108㎜
●タイヤサイズ(前・後):110/80R19・160/60R17
●ブレーキ形式(前・後):ディスク・ディスク
■価格:81万1080円

伊藤さんの注目ポイント!

画像: 伊藤さんの注目ポイント!

トルクがあってとても扱いやすいと、伊藤さんは400Xのエンジンに高評価。

またクラッチの軽さと、その操作感の良さもお気に入り。

「シフトの感触もいいし、エンジンのバックラッシュ感が少ないのもとても良いですね」

DETAIS

画像1: DETAIS

ラジエターシュラウドを大型化すると同時に、サイドカバー形状を変更。

ライダーの足に当たる走行風と、ラジエターからの排風をコントロールし、快適性を向上。

ハンドルバーは、テーパータイプを採用している。

画像2: DETAIS

新型400X最大の特徴といえるフロント19インチの足まわり。

フロントフォークはプリロード調整機構付きの、ストローク量を確保した専用設計のものを採用している(インナーチューブ径は41mm)。

画像3: DETAIS

CBR650RやCBR650Rと同タイプの、反転表示液晶デジタルメーターを採用。

小ぶりなバイザーが上側についているが「これがメーターの見やすさに効いていますね」と伊藤さんは評価していた。

画像4: DETAIS

マフラーはテールパイプを2本にした新構造のものを装着。

旧型よりパルス感を高めた排気音を奏でるようになった。

前後ホイールは、しなやかさで路面変化に対応するY字スポークのアルミキャスト製品を採用。

PHOTO:松川 忍 まとめ:宮崎 健太郎

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