'70年代を席巻したスポーツモデルを今に伝える
MOTO GUZZI V7 III Rough

●空冷4ストOHV2バルブV型2気筒 ●744㏄ ●52PS/6200rpm ●6.12㎏-m/4900rpm ●213㎏
●770㎜ ●21L ●100/90-18・130/80-17
価格:115万5600円
イタリア最古のモーターサイクルブランドであり、現在発売する全ての車種を伝統の空冷(一部は空油冷)縦置きVツインでラインアップするのがモト・グッツィだ。

伝統の縦置きVツインにモデルネーム入りのアルミニウム製サイドカバーを専用装備する。
環境規制が厳しい中、空冷Vツインの採用にこだわっているのだが、新しい時代のモト・グッツィとして提案するのがV7Ⅲラフだ。

フロントには18インチスポークホイールを採用。クラシカルな意匠のフェンダーも装着。
アップハンドルにブロックパターンのタイヤ、そしてスポーツホイールとアルミフェンダーを採用することでスクランブラースタイルを演出している。
往年のスポーツモデルそれがV7 スポルト!

当時、高性能モデルで競っていたドゥカティやホンダに対抗すべく導入されたのが1971年誕生のV7スポルト。新設計のフレームに時速200㎞/h、車重200㎏を目標に開発。
その年のレースで活躍したことで最も有名なイタリアンスポーツバイクとなった。
'70年~'80年代に活躍したイタリアの由緒あるブランド
FANTIC CABALLERO Scramber250

●水冷4ストSOHC4バルブ単気筒 ●249.5㏄ ●25PS/8500rpm ●2.2㎏-m/6500rpm ●140㎏(乾燥) ●820㎜ ●12L ●110/80-19・130/80-17
価格:89万円
ファンティックはイタリア北部で創業し‘70年代から‘80年代までエンデューロ界やトライアル競技で活躍した、欧州では名門のブランド。

φ41㎜の倒立フォークはストロークを150㎜確保。ブレーキはペータルディスクを採用。
近年は日本ではあまり馴染みがなかったが、このほどサインハウスが日本代理店となって取扱いをスタート。
その売れ筋モデルがこのスクランブラーだ。

水冷単気筒エンジンは25HPを発揮。エキパイのヒートガードはドライカーボン製を採用。
イタリアで設計されたエンジンを搭載し、車体構成もセンターチューブ型フレームに倒立フロントフォーク、そしてリアにはリンク式モノサスまで奢られている。
「スクランブラー風」ではなく本物のスクランブラーとして仕上げられているのだ。
ルーツはキャバレロ50だ

カファンティックは1968年に創業した当初から、排気量50㏄のモデルを中心としたミニオフローダーをリリース。
軽い車体とチューニングされたエンジンで走りが楽しいと高い評価を得ていた。
現代のスクランブラーも当時のカラーをデザインモチーフとしてるのがわかる。