RC30やRC45の流れをイメージさせる現行モデル?

今回試乗したバイクは、RVF/RC45の感覚をちょっと思い出せるものでしたね。RC45は、宇川(徹)と組んだ鈴鹿8耐で何回か勝ってる、自分にとっても思い入れがあるバイクなんです。そのフィーリングに似ていました。

あと思ったのは、やっぱりホンダの750〜800㏄のクラスには、RC30(VFR750R/87年発売)や、その後継モデルのRC45のイメージを継承しているモデルがあるんだなってことですね。どちらもワークスレーサーマシンであるRVF750のレプリカモデルで、レーサーがそのまま市販車になったようなスーパースポーツだったじゃないですか。

画像: 鈴鹿8耐には'88年から出場を開始し、これまでPP7回、4勝(歴代2位タイ)という成績を収め“ミスター8耐”とも呼ばれる伊藤真一さん。'97年、'98年には宇川徹選手と組んで、RVF/RC45による2連覇を成し遂げている。

鈴鹿8耐には'88年から出場を開始し、これまでPP7回、4勝(歴代2位タイ)という成績を収め“ミスター8耐”とも呼ばれる伊藤真一さん。'97年、'98年には宇川徹選手と組んで、RVF/RC45による2連覇を成し遂げている。

今回乗った800㏄にしても、排気量のわりにエンジンは高回転域でトルクがあるし、5000回転以上で回した時のフィーリングの良さとかが、RC45によく似ているんですね。その意味では、いかなる状況でも誰もが乗りやすいバイクを作る、今のホンダのラインアップでは、ある意味珍しい、とんがったバイクです。だけど、RC45の存在とかを考えると、これまでにもホンダは、そういうバイクの流れを継承してきていたんだな、と改めて思い出しました。

と、引っ張ったところで、僕がどのバイクのことを言ってるかはもうバレバレだと思いますが、次のページから、しっかりインプレしてみたいと思います(笑)。

画像: 「RC45(RVF)」とは? VFR750R/RC30の後継モデル。世界耐久ロードレース選手権シリーズなどで活躍したワークスマシン「ホンダRVF750」の技術と軽量素材を多用した、ハイグレードなSSバイクとして、'94年に500台限定で発売された。

「RC45(RVF)」とは?
VFR750R/RC30の後継モデル。世界耐久ロードレース選手権シリーズなどで活躍したワークスマシン「ホンダRVF750」の技術と軽量素材を多用した、ハイグレードなSSバイクとして、'94年に500台限定で発売された。

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