飽くなき「速さ」への憧れは4ストモデルにも込められた

90年代への突入をキッカケにしたように、4スト4気筒のスーパースポーツとも言えるモデルたちが熟成され、それぞれのブランドを誇示するかのように乱立を始める。その進化は、80年代後半に圧倒的な人気を誇った全日本ロードレースTTーF3クラス(4スト400㏄以下、2スト250㏄以下の公道用市販車をベースにしたバイクで競われるクラス)をターゲットにした内容であったり、あるいはTTーF3からのフィードバックによる進化もあった。

そのスポーツ性能を高めるトレンドは400㏄のみならず。4スト250㏄にも波及した。90年に発売されたCBR400RRは「高純度な走りの性能」を追求し、当時最新の技術を投入したし、同じく90年に発売されたCBR250RRはレッドゾーン入口を1万9000rpmまで高める、スーパーレスポンスを徹底追求するなど「速さの質」に磨きをかけた。時代はまだ「速さ」を求め続けていたのだ。

画像: HONDA CBR400RR(1990/3) ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●399㏄●59PS/13000rpm ●4.0㎏-m/10000rpm●162㎏ ●120/60R17・150/60R17●69万9000円

HONDA CBR400RR(1990/3)
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
●399㏄●59PS/13000rpm
●4.0㎏-m/10000rpm●162㎏
●120/60R17・150/60R17●69万9000円

エンジンは吸排気系を一新、シリンダーとアッパークランクケースを一体化させ、アルミ製LCGフレーム、前後17インチの足まわりを含むフルチェンジがされた。

画像: HONDA CBR250RR(1990/3) ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●249㏄●45PS/15000rpm ●2.5㎏-m/12000rpm●142㎏ ●110/70R17・140/60R17●59万9000円

HONDA CBR250RR(1990/3)
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
●249㏄●45PS/15000rpm
●2.5㎏-m/12000rpm●142㎏
●110/70R17・140/60R17●59万9000円

CBR400RRのフルモデルチェンジに合わせて登場。吸気通路をほぼ一直線にした超高回転型エンジンは、中低速トルクを確保し、極低速でも扱いやすい仕上がりだ。

画像: YAMAHA FZR400RR SP(1990/1) ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●399㏄●59PS/12000rpm ●4.0㎏-m/9500rpm●160㎏●120/60R17・160/60R17●83万9000円(諸元はSP)

YAMAHA FZR400RR SP(1990/1)
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
●399㏄●59PS/12000rpm
●4.0㎏-m/9500rpm●160㎏●120/60R17・160/60R17●83万9000円(諸元はSP)

89年に3代目となったFZR400RR。SPはワークスYZFに限りなく近いフレームを持つ1000台限定のレース対応モデルで、足まわりを強化し、クロスミッションも装備。

画像: YAMAHA FZR250R(1990/2) ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●249㏄●45PS/16000rpm ●2.5㎏-m/12000rpm●146㎏ ●100/80-17・130/70-17●59万9000円

YAMAHA FZR250R(1990/2)
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
●249㏄●45PS/16000rpm
●2.5㎏-m/12000rpm●146㎏
●100/80-17・130/70-17●59万9000円

86年に初期型、89年にフルモデルチェンジがされ、90年モデルでFZR400RRと同デザインになった。フレームを化学研磨アルマイト処理し、プロジェクターヘッドライトやブラッククロームメッキマフラーを採用。

画像: SUZUKI GSX-R400R(1990/2) ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●398㏄ ●59PS/12500rpm ●4.0㎏-m/10000rpm●167㎏●120/70R17・170/60R17 ●73万9000円

SUZUKI GSX-R400R(1990/2)
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●398㏄
●59PS/12500rpm
●4.0㎏-m/10000rpm●167㎏●120/70R17・170/60R17
●73万9000円

フルモデルチェンジでフレームとエンジンを新設計し、750同様の形状のダブルクレードルフレーム、前傾24度エンジン、水冷オイルクーラーなどを採用。

画像: KAWASAKI ZXR400/R(1991/2) ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●398㏄ ●59PS/12000rpm●4.0㎏-m/10000rpm●160㎏ ●120/60R17・160/60R17 ●73万9000円(Rは83万9000円)

KAWASAKI ZXR400/R(1991/2)
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●398㏄
●59PS/12000rpm●4.0㎏-m/10000rpm●160㎏
●120/60R17・160/60R17
●73万9000円(Rは83万9000円)

エンジンを見直し、フレームも新設計。サイレンサーはカーボン風の処理で、RはフラットバルブのFCRキャブとハイカム、クロスミッションや専用サスを搭載。

画像: KAWASAKI ZXR250(1991/2) ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●249㏄ ●45PS/16000rpm●2.5㎏-m/11500rpm●141㎏ ●110/70R17・140/60R18●60万9000円

KAWASAKI ZXR250(1991/2)
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●249㏄
●45PS/16000rpm●2.5㎏-m/11500rpm●141㎏
●110/70R17・140/60R18●60万9000円

91年のモデルチェンジで外装を変更。レッドゾーンが1万9000回転以上とさらに高回転型となり、ホイールの変更などで3㎏の軽量化に成功。ただし、93年には自主馬力規制で40PSとなる。

画像: HONDA RVF(1994/1) ●水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒 ●399㏄ ●53PS/12500rpm ●3.7㎏-m/10000rpm●165㎏●120/60R17・150/60R17●78万円

HONDA RVF(1994/1)
●水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒
●399㏄
●53PS/12500rpm
●3.7㎏-m/10000rpm●165㎏●120/60R17・150/60R17●78万円

RC45の400㏄バージョン。カムギアトレインの水冷V4エンジンをアルミツインチューブに載せ、フットワークはφ41㎜倒立フォークにプロアームで武装する。

画像: HONDA VFR400R(1990/1) ●水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒 ●399㏄ ●59PS/12500rpm ●4.0㎏-m/10000rpm ●167㎏ ●120/60R17・150/60R18●71万9000円

HONDA VFR400R(1990/1)
●水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒
●399㏄
●59PS/12500rpm
●4.0㎏-m/10000rpm
●167㎏
●120/60R17・150/60R18●71万9000円

90年モデルはマイナーチェンジで、前後サスペンション構造を変更して、運動性能を一段と向上させている。フレームはホンダ独自のアルミ・ツインチューブを採用している。

90年代にも伝説のような限定バイクがあった

画像: HONDA NR750(1992/5) ●水冷4ストDOHC8バルブV型4気筒●747㏄●77PS/11500rpm ●5.4㎏-m/9000rpm●223㎏●130/70ZR16・180/55ZR17●520万円

HONDA NR750(1992/5)
●水冷4ストDOHC8バルブV型4気筒●747㏄●77PS/11500rpm
●5.4㎏-m/9000rpm●223㎏●130/70ZR16・180/55ZR17●520万円

画像: 90年代にも伝説のような限定バイクがあった

世界初の楕円ピストンを採用した8バルブV4エンジンは、チタンコンロッドやPGM-FI、PGMイグニッションによりワイドかつフラットなトルク特性を発揮。目の字断面の極太アルミツインチューブフレームを採用する車体には倒立フォークやマグネシウムホイールをセット、カウルもカーボンファイバー製。あらゆる部分に理想を追求した究極の1台。限定台数は300台。

画像: HONDA RVF/RC45(1994/1) ●水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒●749㏄●77PS/11500rpm●5.7㎏-m/7000rpm●189㎏●130/70ZR17・190/50ZR17●200万円

HONDA RVF/RC45(1994/1)
●水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒●749㏄●77PS/11500rpm●5.7㎏-m/7000rpm●189㎏●130/70ZR17・190/50ZR17●200万円

RC30の後継となる、スーパーバイクレースのホモロゲーション取得用マシン。RC30からさらに進化を遂げたV4エンジン、贅沢な造りの車体、最新のエアロカウルなどは、全て勝利のためのもので、WSBや全日本選手権、鈴鹿8耐などで無敵の強さを誇った。500台限定モデル。

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