今シーズンの行方を占う開幕戦のウイナーは!?
![画像: 快晴で気温も上昇、路面コンディションも文句なしのドライ。そんな中で、大ベテラン・作田選手がGSX-S1000でゴールで派手にジャックナイフしてしまうほどの豪快な走りを見せた!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2018/03/27/ae2a0b9d8d88d8dbde0f8c70ca258185d575e7cb_xlarge.jpg)
快晴で気温も上昇、路面コンディションも文句なしのドライ。そんな中で、大ベテラン・作田選手がGSX-S1000でゴールで派手にジャックナイフしてしまうほどの豪快な走りを見せた!
長かった冬のシーズンオフ期間を経て、ダンロップ・オートバイ杯ジムカーナの2018年シーズンがついにスタート。茨城県下妻市の筑波サーキット・ジムカーナ場で3月25日に第1戦が開催され、快晴に恵まれた絶好のコンディションの中、ノービスからA級までの各クラスで激しいタイムアタックが繰り広げられた。
この日のコースは競技運営を担当するJAGEの安達代表いわく「開幕戦なので、みんなに気持よく走ってもらいたい」ということで、比較的シンプルなレイアウト。細かな回転がほとんどなく、基本的な内容のセクションを、ゆるやかなアールの加速区間で繋いだ中高速寄りのものだった。
![画像: 総合1位 冨永崇史選手&NSR250R](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2018/03/27/6883e1c83259d61ff849401fa4752a5d8b1c0e84_xlarge.jpg)
総合1位 冨永崇史選手&NSR250R
そんなコースを舞台に熾烈な一騎打ちを演じたのが、ディフェンディングチャンピオンの冨永選手&NSR250Rと、キングオブジムカーナ・作田選手&GSX-S1000だった。第1ヒート、細かいテクニカルな部分が少ないコースで、パワフルなビッグバイクのGSX-S1000のメリットをフルに活かし、豪快なアタックを決めた作田選手がだだ1人1分30秒を突破する1分29秒572をマーク。これに対して最終アタッカーとなる冨永選手も、いつものスムーズさを極めた走りで対抗する。しかし、途中でコースを見失って一瞬失速! その痛恨のロスの影響でタイムは1分30秒057止まり。作田選手の暫定トップ、冨永選手は2位という結果で第1ヒートは終了する。
![画像: 総合2位 作田隆義選手&GSX-S1000](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2018/03/27/f3a7028bffb0be47882cc88a6ab6da27f80ec7b2_xlarge.jpg)
総合2位 作田隆義選手&GSX-S1000
そして第2ヒートの最終盤、冨永選手、作田選手の2人を残すのみとなった時点でこの2人のタイムを上回る選手は現れなかったため、この2人が直接対決するような形で勝負が決する状況に。まず冨永選手がスタートすると、どちらかと言えばNSRには不利なコースを物ともせずに美しいラインでコースを攻略、今度はノーミスでゴール。タイムは1分29秒124、ついに作田選手を逆転してみせた。その結果を知って再逆転を狙って作田選手も飛び出していくが、今度は作田選手がミスを犯してしまう。それでも最後まで攻めた走りでゴールするが、1分30秒782で再逆転はならず。冨永選手が今シーズン初勝利を挙げることになった。
![画像: 総合3位 池田秀一選手&NSR250R](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2018/03/27/9dc36156d34b8c1cb824b8ae4261620f5ac88438_xlarge.jpg)
総合3位 池田秀一選手&NSR250R
3位に食い込んだのは、昨年最後まで冨永選手とチャンピオンを争っていた池田選手&NSR250R。第1ヒートは1分31秒443で4位だったが、第2ヒートで一気に1秒以上タイムを削り取って順位を上げてみせた。
![画像: 総合4位 廣瀬 章選手&NSR250R](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2018/03/27/5407626f6dcabd0e5ab06d14b0f1d7e674d22d64_xlarge.jpg)
総合4位 廣瀬 章選手&NSR250R
![画像: 総合5位 吉野 昇選手&CRF450X](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2018/03/27/7017252cf872ea3eb5e2681e30f119d63fb91eb4_xlarge.jpg)
総合5位 吉野 昇選手&CRF450X
![画像: 総合6位 小川直人選手&NSR250R](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2018/03/27/148f1a7caa68a47d68d050cbe7527d4ac447759b_xlarge.jpg)
総合6位 小川直人選手&NSR250R
廣瀬選手&NSR250Rは、第1ヒートでは7位だったが1分30秒468までタイムアップして4位まで浮上。吉野選手&CRF450Xは第1ヒート5位から1秒以上速い1分30秒517を叩き出すも順位はそのままで5位。今シーズンからA級に昇格した小川選手は、第1ヒートでは1分30秒803で作田・冨永両選手に続く3位だったが、第2ヒートは1分38秒588で最終的には6位となった。
![画像: A級入賞者](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2018/03/27/97753b9042c0596ac7404f73ab89182537c9748a_xlarge.jpg)
A級入賞者
この日の大会の総合成績上位10台の結果は以下の通り。
1位 冨永崇史 NSR250R 1'29.124
2位 作田隆義 GSX-S1000 1'29.572
3位 池田秀一 NSR250R 1'30.102
4位 廣瀬 章 NSR250R 1'30.468
5位 吉野 昇 CRF450X 1'30.517
6位 小川直人 NSR250R 1'30.803
7位 辻家治彦 GSX-R1000 1'31.244
8位 早川耕平 DR-Z400SM 1'31.259
9位 大越研二 GSX-R750 1'31.602
10位 大瀧豊明 FE450 1'31.768
※全てA級
今回のオートバイ杯ジムカーナ第1戦のレポートは、月刊オートバイ誌上にも掲載の予定。全クラスの詳細なリザルトや、各地のジムカーナイベント日程といった二輪ジムカーナ関連情報は、JAGE(二輪ジムカーナ主催者団体協議会)のホームページで確認ができる。
◆撮影機材
Panasonic LUMIX G9PRO LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.