いったん取り付けてしまえば、その後は手間いらず!
盗難抑止アラームの最も重要な部分は「怪しい状態」を検知する能力。衝撃センサー、傾斜センサー、超音波センサーなど、製品によって使われているセンサーは異なるから、車両の駐車環境に応じて選ぶことが大事。最近は電波や赤外線を使ったリモコンでアラームシステムをオン/オフする製品が多いが、どんなに高性能な製品であれ、システムが起動していなければ何の役にも立たない。
デイトナの『ストロンガー』は、微弱電波を発信するリモコンを採用。車両から離れると自動的にシステムオン、車両に近付くとシステムオフにしてくれる。スイッチ操作は不要だから、リモコンをキーホルダーに付けておくだけでいい。
デイトナ
STRONGER SECURITY ALARM(ストロンガーセキュリティーアラーム)
価格:1万800円
リモコンの有効距離はアラーム本体を設置する場所によって異なるが、約2〜10mとのこと。テストではSV650のシート下に本体を設置したが、10m以上でも反応した。なお、リモコンを紛失しても、補修用リモコン(1900円)を買ってペアリングを行えば本体やアラームはそのまま使える。センサーは近くを走る車の振動や風、大きな音などによる誤作動がない振動センサーを搭載。セット時の傾斜角を記憶し、そこから5度起こすと110dBの大音量アラームが約35秒間鳴り続ける。鳴っている間に傾斜角が元に戻るか、リモコンを検知すれば鳴り止むのも実用的。
配線は車体側のACC(アクセサリー)電源と、バッテリー両極への3本。本体もアラームもコンパクトなので装着場所にも困らない。ACC電源さえ判別できれば30分程度で装着できる。
いったん取り付けてしまえば、その後は手間いらず。忘れっぽい人には特にお勧めだ。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
スイッチ操作が一切いらないという、面倒くさがり人間にはありがたい仕様。点滅によって作動を報せるLEDランプで視覚的な警告効果もある。あとはアラームの音量と発報時間の調整機能があれば言うことなし。
(写真/森 浩輔、モデル/梅本まどか)
問い合わせ
デイトナ
TEL.0120-60-4955